橋本大輝 - 2021年全日本選手権:個人総合の演技

HASHIMOTO Daiki (JPN)
2021 JPN Nationals AA


2021年の全日本選手権は予選7位からの決勝となった橋本大輝が怒涛の追い上げで優勝。早速、演技をを見ていきましょう。決勝のローテーションはあん馬からでした。



#1 あん馬 PH

1.横向き旋回CircleAII
2.アイヒホルンFlair 1/1 Spindle Travel and ReturnEII
3.横向き旋回1回ひねりFlair 1/1 SpindleDII
4.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
5.Eフロップ4 FlopsEII
6.Dコンバイン2 Flops + R180DII
7.トン・フェイRussian Travel 3/3 360DIII
8.開脚マジャールFlair MagyarEIII
9.開脚シバドFlair SivadoEIII
10.一把手上縦向き旋回倒立3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.1
E:8.366
Score:14.466

予選で2回落下して出遅れてしまったあん馬。決勝でも逆交差倒立で片手がポメルから下りてしまうが、その後は立て直す。ロス(D)を抜き、終末技もD難度にするが、実施はまとめた。


#2 つり輪 SR

1.後ろ振り上がり中水平支持Back Uprise to MalteseEIII
2.アザリアンBack Roll to CrossDII
3.ヤマワキYamawakiCI
4.屈身ヤマワキYamawaki PkDI
5.ホンマ十字懸垂Whippet to CrossDIII
6.後ろ振り上がり開脚上水平支持Back Uprise to Strd PlancheCIII
7.ほん転逆上がり倒立Felge to HdstCI
8.後ろ振り上がり倒立Back Uprise to HdstCI
9.後方車輪倒立経過Back Giant thru HdstBI
10.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下りDouble Back 2/1EIV

D:5.6
E:8.300
Score:13.900

動画はないがこの構成。予選は終末技を伸身新月面にしたDスコア5.7だったが手を突いてしまった。決勝はかかえ込みに戻したDスコア5.6にして演技をまとめる。


#3 跳馬 VT

DEPenScore
ヨネクラKasamatsu Lay 5/26.09.1000.115.000

今大会、跳馬はなんとDスコア6.0のヨネクラを持ってきている。着地は2歩動きラインを割ってしまうが、空中姿勢が良くEスコアは伸びる。


#4 平行棒 PB

1.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
2.ヒーリーHealyDI
3.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
4.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
5.後方車輪倒立Back Giant to HdstCIII
6.前方開脚5/4宙返り腕支持5/4 Front StrdDI
7.バブサーBhavsarEIII
8.チッペルトTippeltDIII
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.前方かかえ込み2回宙返りひねり下りDouble Front 1/2FIV

D:6.2
E:8.966
Score:15.166

新たに棒下ひねり倒立を取り入れ、終末技もひねってDスコアを大きく上げている。最初のいわゆるホンマの実施が良好。その後もいい実施を見せ、着地も止める。高いEスコアが出た。


#5 鉄棒 HB

1.アドラーひねりJam 1/2DIII
2.カッシーナCassinaGII
3.コールマンKolmanEII
4.伸身トカチェフTkatchev LayDII
5.~リンチ+ LynchDII(CV:0.2)
6.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
7.ヤマワキYamawakiDII
8.シュタルダーStalderBIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.5
E:8.500
Score:15.000

伸身トカチェフからリンチへと連続させ鉄棒でも積極姿勢を見せる。アドラー1回ひねりは逆手で持つが、持つ位置がかなり低くなってしまった。伸身新月面の着地は止めてここでも15点台を出す。


#6 ゆか FX

1.リ・ジョンソンDouble Back 3/1GIII
2.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
3.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.1)
4.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
5.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.2)
6.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
7.~前方伸身宙返り3/2ひねり+ Front Lay 3/2CII
8.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
9.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.2
E:8.800
Score:15.000

最初に新たに取り入れたリ・ジョンソンを見せる。ラインオーバーギリギリのところで何とか立った。続く前方1回~前方5/2、後方5/2~前方2回で着地が動かないのはすごい。最後の3回ひねりこそ跳ねてしまうが、見事な演技でここでも15点台に乗せる。

Total Score:88.532 (Total D:36.6)
Combined Total:173.365
Rank:1st



2日前の予選でミスが相次ぎ7位からのスタートとなった決勝でしたが、最初にあん馬を乗り切ると、3種目目の跳馬からは15点台を連続。終わってみれば88点台というハイスコアをたたき出して、2日間の合計で競う全日本選手権で初優勝を果たしました。88点台というスコアは世界でも数人しか出しておらず、88.532を上回るスコアを出したことがあるのはニキータ・ナゴルニー(ロシア)だけです。

事前に報道されていた合計Dスコア37.1は、あん馬6.5、つり輪5.7とすれば達成できますが、いずれも過去に出した経験があり、夢の合計Dスコアではありません。しかし、橋本としてはまずはNHK杯で団体の代表を決めることが最優先でしょう。あん馬は今回の6.1で問題ないような気もしますが、どのような構成で臨んでくるでしょうか。1ヶ月後のNHK杯が楽しみです。

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