サミュエル・ミクラック - 2018年全米選手権:個人総合の演技

MIKULAK Samuel (USA)
2018 USA Nationals Boston, MA Day 2 AA


2018年の全米選手権はサミュエル・ミクラックが1日目、2日目ともに首位の完全優勝となりました。87点台をたたき出した2日目の演技を見ていきましょう。

#1 ゆか FX


1.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
2.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
3.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
4.~前方かかえ込み宙返り1回ひねり+ Front 1/1BII(CV:0.1)
5.シュピンデル・ゴゴラーゼ1/1 Spindle to GogoladzeDI
6.ゴゴラーゼGogoladzeCI
7.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
8.~前方伸身宙返り1回ひねり+ Front Lay 1/1CII
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:5.7
E:8.650
Score:14.350

ウィンターカップなどと比べ、前半の連続技を大きく組み替えている。タンブリングの難度そのものは下がっているが、グループIの難度を上げているためDスコアは上昇している。完全に止まった着地は少ないが、全体としては演技をよくまとめる。


#2 あん馬 PH


1.ミクラックMikulakDI
2.正交差横移動ひねり逆交差入れFront Double Scissor Travel SdwCI
3.ブスナリBusnariFII
4.横向き旋回1回ひねりFlair 1/1 SpindleDII
5.シュテクリBDSBBII
6.トン・フェイTong FeiDIII
7.馬端馬背ロシアン1080°転向Leather Russian 1080DII
8.縦向き前移動(1-2-5)Front Loop Travel 1-2-5DIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立450°ひねり3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3 450EIV

D:6.0
E:8.950
Score:14.950

あん馬も構成を変えてきている。Dコンバインを抜き、シュピンデルを取り入れてきた。シュテクリBも入っているためDスコアは0.1上がっている。安定した旋回で演技を通し高得点を出す。


#3 つり輪 SR


1.後ろ振り上がり中水平支持Back Uprise to MalteseEIII
2.ナカヤマBack Lever to CrossDII
3.後ろ振り上がり上水平支持Back Uprise to PlancheDIII
4.ヤマワキYamawakiCI
5.ホンマ十字懸垂Whippet to CrossDIII
6.屈身ヤマワキYamawaki PkDI
7.後ろ振り上がり倒立Back Uprise to HdstCI
8.ほん転逆上がり倒立Felge to HdstCI
9.後方車輪倒立経過Back Giant thru HdstBI
10.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下りDouble Back 2/1EIV

D:5.7
E:8.550
Score:14.250

ワールドカップ・東京大会パシフィックリム選手権ではDスコア5.5だったが、今大会はナカヤマを入れて5.7に上げている。新月面の着地をピタリと止めた。


#4 跳馬 VT


DEPenScore
ドリッグスKasamatsu Lay 3/25.29.05014.250

跳馬はドリッグス。着手姿勢や空中姿勢には相変わらず難があるが、着地はまとめる。


#5 平行棒 PB


1.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
2.ヒーリーHealyDI
3.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
4.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
5.懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持Giant Back Toss 1/2DIII
6.ササキ5/4 Front Strd to HangEI
7.バブサーBhavsarEIII
8.チッペルトTippeltDIII
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.前方かかえ込み2回宙返りひねり下りDouble Front 1/2FIV

D:6.4
E:8.850
Score:15.250

安定した平行棒の演技を見せる。終末技は東京で見せたF難度。着地をピタリと止めた。


#6 鉄棒 HB


1.カッシーナCassinaGII
2.コールマンKolmanEII
3.伸身トカチェフTkatchev LayDII
4.~トカチェフ+ TkatchevCII(CV:0.1)
5.リンチLynchDII
6.ツォウ・リミンZou LiminCI
7.アドラーひねりJam 1/2DIII
8.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
9.シュタルダーStalderBIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.1
E:8.600
Score:14.700

1日目は落下したカッシーナを確実に決める。Dスコアは6.1でこれまでと変わっていないが、トカチェフ~リンチの連続を、伸身トカチェフ~トカチェフの連続に変えている。あるいは3連続まで狙っていたか。伸身新月面の着地を止めて有終の美を飾る。

Total Score:87.750 (Total D:35.1)
Combined Total:172.900
Rank:1st



ミクラックは全米選手権を2013~2016年まで4連覇。2017年はユル・モルダウアーに譲っていますが、これで通算5度目の優勝ということになりました。特にこの2日目は安定した6種目を揃え87点台というハイスコアをマークしました。

2月のウィンターカップで34.0だった合計Dスコアは、35.1といよいよ世界屈指のレベルにまで高まってきています。実施を犠牲にすることなく上げてきているのが素晴らしいところ。これまでの演技を見るに、Dスコアはまだまだ上げられる余地があります。ここからはEスコアとの兼ね合いも重要にはなってきますが、非常に楽しみな選手の一人と言えるでしょう。

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