Changes of Compositional Requirements on FX
ゆかにおけるバランスの実施が必須となってスタートした2025年版採点規則ですが、2025年8月から12月かけて立て続けに発行された3回のニュースレターにより、代替可能な技が追加され、さらにそこから除外される技が出てくるなど、かなりぐだぐだな経過を経て2026年のシーズンが本格的に始まろうとしています。
・FIG ニュースレター No.1
・FIG ニュースレター No.2
・FIG ニュースレター No.3
結局、ゆかの演技の構成要求は今どうなっているのか。ここで整理してまとめておきたいと思います。解釈に間違いがあるかもしれませんので、競技関係者の方は日本体操協会の公式な情報を直接確認してください。
・日本体操協会 - FIGニュースレター(NO.1およびNO.2)発行に伴う国内適用について
・日本体操協会 - FIGニュースレター(NO.3)発行に伴う国内適用について
● 選手は片足平均立ち、または、特定の技の中からひねりを伴うまたは伴わないジャンプ/リープのいずれかを実施しなければならない。片足平均立ちまたはジャンプ/リープは、カウントされる8技に含まれていなくてもよい。この要件を満たさない場合、D審判によって0.3点の減点となる。要件を満たすことができる技は以下のとおりで、いずれも最低A難度が必要である。
| ・I-43 | 前とびひねり倒立(A) |
| ・I-61 | 片足平均立ち(2秒)(A) |
| ・I-62 | 脚を保持しない180°片足平均立ち(2秒)(B) |
| ・I-67 | 後ろとび正面支持臥(A) |
| ・I-68 | 後ろとび屈・伸身正面支持(エンドー)/後ろとび1回ひねり正面支持(B) |
| ・I-74 | バタフライ1回ひねり(トン・フェイ)/後方バタフライ1回ひねり(B) |
| ・I-75 | バタフライ2回ひねり(C) |
| ・I-115 | 前とび1回ひねり正面支持臥(A) |
| ・I-116 | 後ろとび3/2ひねり正面支持臥(B) |
| ・I-117 | 前とび2回ひねり正面支持臥(C) |
| ・II-8 | 伸身前とび1回ひねり前転(B) |
● 選手は、アクロバット的跳躍技によるタンブリングから演技を開始しなければならない。そうでない場合、D審判により0.3点の減点となる。
⇒バランス/ジャンプ/リープから開始される演技はダメということです。
● 全てのコーナーへの移動は異なるものでなければならず、そうでない場合、D審判により0.3点の減点(1回のみ)となる。ターン、ロール、脚を伸ばした状態または曲げた状態でのジャンプ、片膝立ちなどのバリエーションは一つ一つのコーナー移動を構成する要素となり得る。
・180°ターンの有無にかかわらず、単純なステップは芸術性の欠如として小欠点となる。
・全てのコレオグラフ的なリープやジャンプ、ターンは芸術性、十分な大きさ、身体の伸びを示さねばならず、そうでない場合、小欠点として減点される。
⇒2026年から適用されることになる項目です。選手も審判も大変です。
ニュースレターで通達された変更点をまとめるとこんなところでしょうか。バランス/ジャンプ/リープの要求では引き続きバランスを実施する選手も少なくないと思いますが、とびひねり正面支持臥系の技もよく見られるようになる気がします。コーナー移動の動きはすでに変化が見られるようになっていますが、2026年からは「全てのコーナーへの移動は異なるものでなければならない」という事項も正式に適用されるようになります。2026年のゆかの演技と採点に注目したいと思います。
この記事へのコメント
マイコ
運営(FIG)にはせめて一度出した方針はそのスパンの間変更は絶対しない
という覚悟をもって運営をお願いしたいですね
Ka.Ki.