2025年ワールドカップ・コトブス大会:種目別跳馬の演技

2025 Apparatus World Cup Cottbus (GER) EF VT


2025年種目別ワールドカップ・コトブス大会:跳馬の演技です。

DAVTYAN Artur (ARM)


DEPenSBScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.29.6000.114.900
2.ヨー2Hdsp Front Lay 5/2I5.29.6000.114.900
Total:14.900

前サイクルから引き続き、得意のドラグレスクとヨー2を素晴らしい精度で決めてくる。2本とも着ピタで加点を得て、Eスコアも9.600というハイスコアを揃える。


CHEPURNYI Nazar (UKR)


DEPenSBScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.29.03314.233
2.ロペスKasamatsu Lay 2/1I5.29.100-0.114.200
Total:14.216

1本目、ドラグレスクは片足1歩前に大きく踏み出す。2本目のロペスも片足1歩横に踏み出し、ラインオーバーとなる。


VANNUCCHI Niccolo (ITA)


DEPenSBScore
1.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I4.89.13313.933
2.ローチェHdsp Double FrontII4.89.06613.866
Total:13.899

1本目、ドリッグスは前に両足1歩小さく跳ねる。2本目のローチェはさらに大きく前に跳ねてしまった。


4th MIRVALIEV Abdulaziz (UZB)


DEPenSBScore
1.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I4.89.33314.133
2.ブラニクHdsp Double Front PkII5.28.066-0.113.166
Total:13.649

1本目、ドリッグスはその場で小さく跳ねる程度に収めるが、2本目のブラニクの着地が低くなり尻もちを突いてしまう。


5th 川上翔平 KAWAKAMI Shohei (JPN)


DEPenSBScore
1.屈身メリサニディスYurchenko Double PkV5.28.63313.833
2.シューフェルトYurchenko Lay 5/2IV4.88.000-0.312.500
Total:13.166

1本目は使い手の少ない屈身メリサニディス。着地はかなり沈み込んだが決めてみせた。2本目はシューフェルト。低い着地でバランスを崩して転倒、片手片足がラインを割ってしまった。


6th KUNST Beno (SLO)


DEPenSBScore
1.ローチェHdsp Double FrontII4.87.80012.600
2.ロウ・ユンHdsp Front Lay 3/2I4.49.13313.533
Total:13.066

1本目はローチェ。着地が低くなり、片手をマットに突いてしまう。2本目はロウ・ユン。後ろに片足1歩大きく動く。


7th SCHULTZE Tom (GER)


DEPenSBScore
1.ローチェHdsp Double FrontII4.87.966-0.312.466
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I4.88.533-0.313.033
Total:12.749

1本目のローチェは着地が低くなり尻もち、2本目のドリッグスも着地が大きくマット外にはみ出してしまう。


8th LOPEZ Jose (PUR)


DEPenSBScore
1.ブラニクHdsp Double Front PkII5.27.86613.066
2.アカピアンKasamatsu Lay 1/1I4.47.80012.200
Total:12.633

1本目のブラニクは空中姿勢は悪くなかったが、尻もちを突くような着地になる。2本目のアカピアンも前に潰れて手を突いてしまう。



最初の演技者であるダフチャンがいきなりとんでもないスコアをたたき出したところからコトブスの2日目が始まりました。予選でも2本とも着地加点を得ており、予選、決勝を通じて4本全ての着地を止めるという偉業を成し遂げています。結局、決勝で着地加点を得たのはダフチャンだけでした。

全ての跳越のDスコアが0.4下がったくらいで大きなルール変更がなかった跳馬ですが、ロンダート踏切技のグループがひねり系と2回宙返り系に分かれたことを早速活かしているのが川上です。屈身メリサニディスとシューフェルトを跳んできました。シューフェルトの完成度はまだまだといったところで、当面は2本目が課題となってきそうです。

この記事へのコメント

  • あんぎゃ

    川上選手、屈身メリサニディスだいぶ着地が低くなりましたね。練習動画ではかなり高い位置で着地できてたんですけどね。
    シューフェルトも安定して早くシライまで進化してほしいですね。
     
    2025年03月10日 00:31
  • Ka.Ki.

    川上選手のシライ/キム・ヒフン、ぜひ見てみたいものですが、まずはシューフェルトを安定させることですかね。
    2025年03月13日 22:19