2024 Routine of the Year
毎年、年の瀬に選んでいる「今年の演技」です。2024年は、オリンピックサイクルもいよいよ終わりに近づいていた11月に飛び込んできたとんでもない演技を選びました。全日本種目別選手権から橋本大輝の鉄棒です。
| 1. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | III | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2. | ~リューキン | + Liukin | F | II | (CV:0.2) |
| 3. | カッシーナ | Cassina | G | II | |
| 4. | ~コールマン | + Kolman | E | II | (CV:0.2) |
| 5. | 伸身トカチェフ | Tkatchev Lay | D | II | |
| 6. | ~トカチェフ | + Tkatchev | C | II | (CV:0.1) |
| 7. | アドラー1回ひねり逆手 | Jam 1/1 to UG | E | III | |
| 8. | シュタルダー | Stalder | B | III | |
| 9. | 後方とび車輪1回ひねり | Hop 1/1 | C | I | |
| 10. | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り | Double Back Lay 2/1 | E | IV |
D:6.9
E:8.566
Score:15.466
Rank:1st
つい先日、当ブログでも紹介したばかりの演技なので、今回は橋本自身がInstagramにアップしたこの動画で見てみましょう。会場の盛り上がりが伝わってくる良い映像です。
橋本は新ルールが始まったばかりの2022年4月、全日本選手権でいきなりDスコア6.7の構成を披露しました。これは、カッシーナとコールマンを連続させない以外は今回の構成と同じで、当ブログでは同年のルーチン・オブ・ザ・イヤーにも選出しました。
当時の世界最高Dスコアだったこの構成を上回る選手はなかなか現れませんでしたが、2024年に入り、鉄棒のDスコアは急激に高まりをみせます。年頭の種目別ワールドカップシリーズではアンヘル・バラハス(コロンビア)が6.8の構成を見せ、世界最高Dスコアを更新。5月のワールドチャレンジカップでは唐嘉鴻(台湾)も6.8を出して、バラハスと並んでいました。
11月の全日本種目別では橋本の目の前で、高校生の角皆友晴が6.8の構成を見せつけます。橋本は元から6.9を演技するつもりではあったでしょうが、角皆の演技で心に火がついたのは間違いないでしょう。そして見せたこの演技。アドラーひねり系の角度や歪みが少し気になりますが、ほぼ完璧な出来映え。着地もピタリと止めて、決定点15.466は今サイクル自己最高得点でした。
パリオリンピックの不調を吹き飛ばすようないい演技で1年を締めくくれたのではないかと思います。2025年からは新ルールとなり、鉄棒の構成も少し見直さなくてはなりませんが、気持ちよく来年につなげられるものと期待します。
2024年も何とかこのブログを続けることができました。ご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございました。2025年からは新たなオリンピックサイクルが始まりますが、大幅なルール改訂により演技構成も大きく変わるものと思われ、とても楽しみです。次期サイクルも引き続き当ブログをご愛顧いただければ幸いです。どうぞよいお年をお迎えください。
この記事へのコメント
あき
また、今年もブログお疲れ様でした。継続しての更新はとても大変だと思いますが、来年も引き続き期待しております。頑張ってください。よいお年をお迎えください。
Ka.Ki.
励みになるお言葉、ありがとうございます。来年も何とか頑張って継続できたらと思っています。よろしくお願いします。