Disappearing Elements : Back Uprise to V-Cross on SR
つり輪では日本人の名前が付いた技、カトウ(後ろ振り上がり脚上挙十字懸垂)(D)も削除されることになります。
カトウ(D) Back Uprise to V-Cross

発表者は言わずと知れた加藤凌平。2013年世界選手権・アントワープ大会で発表されました(1)。同年4月に開催されたワールドカップ・東京大会でも実施しており、新技に名前が付く大会が限られていた当時としても条件は満たしていたはずですが、公式には世界選手権で発表ということになっているようです。動画はワールドカップ・東京大会のものを載せておきましょう。
2013年から2015年頃にかけて次々と発表された脚上挙十字懸垂になる技の一つで、その中ではかなり早い段階で発表された技です。加藤凌平は2014年にはもう構成から抜いてしまいましたが、その後は弟の加藤裕斗が演技に取り入れたりもしていました。その他、日本人選手にちょこちょこ使い手がいた技です。
後ろ振り上がりから脚上挙十字懸垂に持ち込むため、振動と逆方向に足先が上げられるようなかたちになり、このあたりが今回削除される理由の一つではないかと思われます。後ろ振り上がり脚前挙十字懸垂(C)は2025年版採点規則でも健在なため、なぜそっちはいいのかという感じは残りますが。
日本人選手のつり輪の難度アップに少なからず貢献してきた技なので残念な気持ちもありますが、加藤凌平の名が付いたこの技は2024年をもって採点規則から消えることになります。
参考文献
(1) FIG MTC:Newsletter #27 (2014)
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