2024年ヨーロッパ選手権:種目別跳馬の演技

2024 Europeans Rimini (ITA) EF VT


2024年ヨーロッパ選手権・リミニ大会:種目別跳馬の演技です。

JARMAN Jake (GBR)


DEPenScore
1.ヨネクラKasamatsu Lay 5/2I6.09.1000.115.000
2.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.69.16614.766
Total:14.883

1本目はヨネクラ。前に大きく踏み出してラインを割ってしまうが、見事にDスコア6.0の跳越を跳ぶ。2本目はドラグレスク。着地は後ろに大きく1歩出るが、収めたと言っていい跳越を見せる。


DAVTYAN Artur (ARM)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.69.50015.100
2.ヨー2Hdsp Front Lay 5/2I5.69.1000.114.600
Total:14.850

1本目はドラグレスク。着地は少し低くなり、後ろに1歩跳ねるが、良好な跳越を見せる。2本目はヨー2。着地がかなり低い体勢になり、大きく前に跳ねてラインを割ってしまう。


CHEPURNYI Nazar (UKR)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.69.13314.733
2.ロペスKasamatsu Lay 2/1I5.69.16614.766
Total:14.749

1本目のドラグレスク、2本目のロペスともに後ろに1歩動く。


4th RADIVILOV Igor (UKR)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.69.20014.800
2.ル・ユーフTsukahara Double PkIII5.67.9000.313.200
Total:14.000

1本目、ドラグレスクは飛距離こそないが、着地をピタリと止める。しかし2本目、ル・ユーフの着地が後ろにかかり、転倒してしまう。


5th CUNNINGHAM Dominick (IRL)


DEPenScore
1.シューフェルトYurchenko Lay 5/2IV5.28.93314.133
2.アカピアンKasamatsu Lay 1/1I4.89.00013.800
Total:13.966

1本目のシューフェルト、2本目のアカピアンともに後ろに両足1歩動く。


6th WHITEHOUSE Luke (GBR)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.67.7660.313.066
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I5.29.10014.300
Total:13.683

ドラグレスクの着地が後ろにかかり、尻もちを突くように転倒してしまう。ドリッグスは前に大きく1歩踏み出す。


7th SCHMIDT Casimir (NED)


DEPenScore
1.ヨー2Hdsp Front Lay 5/2I5.67.7000.113.200
2.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.68.6330.313.933
Total:13.566

1本目のヨー2は着地が低くなり、前に手を突いてしまう。空中姿勢も後半かなり乱れていた。2本目のドラグレスクも後ろに1歩、2歩と動いてしまう。


8th GIUBELLINI Luca (SUI)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.68.76614.366
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I5.27.7660.312.666
Total:13.516

1本目のドラグレスクは着地こそ止めるが、かなり低い体勢になってしまいEスコアは伸びない。2本目のドリッグスも着地が後ろにかかり尻もちを突いてしまう。



ジャーマンがダフチャンをかわして見事な優勝。2022年のルール改訂以降、無双ぶりを発揮しているダフチャンですが、そのダフチャンに直接対決で3勝もしているのがジャーマンです。2022年ヨーロッパ選手権・ミュンヘン大会2023年世界選手権・アントワープ大会に続く勝利となりました。

そのダフチャンですが、予選では2本目に(おろらく)ロウ・ユン(D:4.8)を跳んで5位通過しており、今大会は跳馬が合わなかったのかも知れません。予選1位はチェプルニー、予選2位はラジヴィロフでしたが、決勝ではそれぞれ3位、4位でした。Dスコア5.6を2本揃えた選手としては、ハリー・ヘップワース(イギリス)が11位で予選落ちしています。

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