2024年ワールドチャレンジカップ・オシエク大会:種目別跳馬の演技

2024 World Challenge Cup Osijek (CRO) EF VT


2024年ワールドチャレンジカップ・オシエク大会:種目別跳馬の上位選手の演技です。

BENOVIC Aurel (CRO)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.68.8000.114.300
2.ヨー2Hdsp Front Lay 5/2I5.69.25014.850
Total:14.575

2023年まで前方2回ひねりとローチェというDスコア5.2の跳越2本を跳んでいたが、ワールドカップ・バクー大会でヨー2を、そして今大会ではドラグレスクを披露し、5.6の跳越2本を揃えてきた。ドラグレスクは着地大きく動いて片足ラインを割ってしまったが、ヨー2は着地1歩後ろに跳ねる程度の良好な跳越を見せた。


JIMENEZ Pau (ESP)


DEPenScore
1.ローチェHdsp Double FrontII5.29.50014.700
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I5.29.25014.450
Total:14.575

1本目はローチェ。突き刺さるように着地を止める。2本目はドリッグス、着地は1歩動く。


PENEV Kevin (BUL)


DEPenScore
1.ロンダートひねり前転とび前方伸身宙返り2回ひねりRO 1/2 Hdsp Front Lay 2/1IV5.49.1000.114.400
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I5.29.1000.114.200
Total:14.300

1本目はロンダートからの前方2回ひねり。着手姿勢や空中姿勢はやや気になる。着地は動いて片足ラインオーバーとなる。2本目はドリッグス。こちらも着手時の脚割れが目立つ。着地は前に大きく跳ねる。



ベノビッチとヒメネスが決定点14.575で並びましたが、この場合は最も得点の高い1本を跳んだ方が上位になります。Dスコア5.6の跳越を2本揃えて、すっかりスペシャリストの一員となったベノビッチが地元で見事な優勝を果たしました。

2位以下はほぼDスコア5.2や4.8の跳越が並びましたが、ユルチェンコ系の技を跳ぶ選手も多く、バラエティに富んだ跳越が見られました。

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