Originators : Matsunaga
7月に通達されたニュースレター No.3で平行棒の「懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持」にマツナガの名前が付きました。本家本元の演技を確認しておきたいと思います。
マツナガ(D) Matsunaga

発表者は松永政行。1980年代後半から1990年代前半にかけて複数回日本代表になり、1992年バルセロナオリンピックにも出場するなど活躍した選手。マツナガを実施した映像もしっかり残っています。
この7月まで名前が付いておらず、わが国では車輪ライヘルトなどと呼ばれていた技です。これについてはずいぶん以前に、旧サイトで書いた本家本元:スアレス(平行棒)という記事で触れていますので、是非参照してみてください。
同記事では、松永が1990年には車輪ライヘルトを実施していたと書いており、当時Youtubeにも確かに動画が存在したのですが、現在は削除されてしまったのか残っていないようです。ニュースレターでは「1992年バルセロナオリンピックで発表」とされています。
懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持という長い課題表記の技に名前が付いたことは個人的に非常にありがたいことです。体操の技名は課題表記に付随する愛称のようなものではありますが、発表した選手にとってはとても名誉なものですし、ファンにとって興味の入口にもなる魅力的なものであり、体操競技にとってなくてはならないものだと思います。
この記事へのコメント
あんぎゃ
女子体操はC難度以上でないと名前が付かない縛りができてなんだかなーってなってます。今まで名前が付いていた技も難度引き下げで名称抹消とかありますし。
Ka.Ki.