フレデリック・リチャード - 2023年全米選手権:個人総合の演技

RICHARD Frederick (USA)
2023 USA Nationals San Jose, CA AA


2023年全米選手権、個人総合3位のフレデリック・リチャードの演技です。ローテーションは跳馬からでした。

#1 跳馬 VT


DEPenBonusScore
ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.68.6000.30.20214.102

これまでドリッグス(D:5.2)だった跳馬をドラグレスクに上げてきた。両足ラインオーバーになってしまったが、1種目目からビッグチャレンジを見せる。


#2 平行棒 PB


1.前振り上がりひねり倒立Front Uprise 1/2 to HdstEII
2.マツナガGiant Back Toss 1/2DIII
3.前方開脚5/4宙返り腕支持5/4 Front StrdDI
4.後方車輪倒立Back Giant to HdstCIII
5.バブサーBhavsarEIII
6.チッペルトTippeltDIII
7.ヒーリーHealyDI
8.ディアミドフDiamidovCI
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.前方かかえ込み2回宙返り下りDouble FrontEIV

D:6.0
E:8.400
Score:14.400

Dスコアは6.0と抑えめの構成になっているが、実施はまとめている。ディアミドフこそ歩いてしまったが、着地は小さな1歩に留めた。


#3 鉄棒 HB


1.カッシーナCassinaGII
2.コールマンKolmanEII
3.伸身トカチェフTkatchev LayDII
4.トカチェフTkatchevCII
5.~屈身トカチェフ+ Tkatchev PkCII(CV:0.1)
6.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
7.後方片手車輪1 Arm Back GiantBI
8.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
9.アドラーひねりJam 1/2DIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.2
E:7.950
Bonus:0.547
Score:14.697

カッシーナ、コールマンはバーに近くなってしまったが、トカチェフ系は上手く決める。アドラーひねり系は後半に持ってくるだけあって安定した実施を見せる。着地は両足1歩小さく跳ねる。


#4 ゆか FX


1.後方かかえ込み2回宙返り5/2ひねりDouble Back 5/2FIII
2.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
3.~前方伸身宙返り1回ひねり+ Front Lay 1/1CII
4.開脚旋回とび1回ひねり倒立開脚旋回Gogoladze Hop 1/1DI
5.シュピンデル・ゴゴラーゼ1/1 Spindle to GogoladzeDI
6.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
7.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
8.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
9.~前方伸身宙返り+ Front LayBII(CV:0.1)
10.後方かかえ込み2回宙返り1回ひねりDouble Back 1/1DIII

D:6.0
E:8.200
Bonus:0.114
Score:14.314

2本目はウィンターカップなどでは前方1回~前方ダブル(C+D)で組合せ加点を得ていたが、今大会は前方2回~前方1回にしている。着地は全体的に少しずつ動く。


#5 あん馬 PH


1.正交差倒立Front Scissor to HdstDI
2.横向き旋回CircleAII
3.あん部馬背ロシアン1080°転向Russian 1080 btw PommelsEII
4.アイヒホルンFlair 1/1 Spindle Travel and ReturnEII
5.横向き旋回1回ひねりFlair 1/1 SpindleDII
6.ウルジカ2Urzica2EIII
7.ウ・グォニアン〈この後、落下〉Russian Travel 3/3 720EIII
8.マジャールMagyarDIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立3/3移動下り〈落下して再試技〉P Loop to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.1
E:6.050
Bonus:0.229
Score:12.379

前半はテンポよく技を繰り出していたが、ウ・グォニアンの後にバランスを崩して落下してしまう。終末技も倒立に上げられず、やり直す。


#6 つり輪 SR


1.後ろ振り上がり上水平支持Back Uprise to PlancheDIII
2.脚前挙支持L-SitAII
3.中水平支持MalteseDII
4.ヤマワキYamawakiCI
5.屈身ヤマワキYamawaki PkDI
6.後ろ振り上がり開脚前挙支持Back Uprise to Strd L-SitBI
7.上水平支持PlancheCII
8.ほん転逆上がり倒立Felge to HdstCI
9.後ろ振り上がり倒立Back Uprise to HdstCI
10.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下りDouble Back 2/1EIV

D:5.2
E:8.750
Score:13.950

つり輪は従来構成の演技。難度はそれほど高くないが、実施はまとめており、着地もわずかに跳ねる程度に収める。

Total Score:83.842 (Total D:35.1)
Combined Total:169.311
Rank:3rd



1日目は85点台を出して、僅差で3位のポジションに付けていましたが、あん馬での2度の落下が響きました。2日目は83点台で最終的には同じ3位ながらホンに差を付けられています。

跳馬でDスコアを上げるなどして合計Dスコアを35.1まで上げてきたことは高く評価できます。あん馬での落下がなければもちろん優勝でした。全米制覇まで近くて遠いあと1歩といった印象です。

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