2022年世界選手権:種目別鉄棒の演技

2022 Worlds Liverpool (GBR) EF HB


2022年世界選手権・リバプール大会:種目別鉄棒の演技です。

MALONE Brody (USA)


1.ツォウ・リミンZou LiminCI
2.カッシーナCassinaGII
3.コールマンKolmanEII
4.伸身トカチェフTkatchev LayDII
5.~トカチェフ+ TkatchevCII(CV:0.1)
6.~屈身トカチェフ+ Tkatchev PkCII(CV:0.1)
7.アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MGDIII
8.アドラーひねりJam 1/2DIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.3
E:8.500
Score:14.800

手放し技はいずれも雄大に決める。ひねり技の倒立の収めも良い。着地も軽く跳ねる程度に収め、素晴らしい演技を見せた。


橋本大輝 HASHIMOTO Daiki (JPN)


1.後ろ振り上がり倒立Back UpriseAI
2.アドラーひねりJam 1/2DIII
3.~リューキン+ LiukinFII(CV:0.2)
4.カッシーナCassinaGII
5.コールマンKolmanEII
6.伸身トカチェフTkatchev LayDII
7.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
8.シュタルダーStalderBIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.4
E:8.300
Score:14.700

団体、個人総合で決められなかったアドラーひねり~リューキンを決める。しかし、伸身トカチェフからトカチェフに連続できず。着地は後ろに両足1歩跳ねる。


MARIANO Arthur (BRA)


1.エンドーEndoBIII
2.アドラーひねりJam 1/2DIII
3.~伸身トカチェフ+ Tkatchev LayDII(CV:0.1)
4.~トカチェフ+ TkatchevCII(CV:0.1)
5.~屈身トカチェフ+ Tkatchev PkCII(CV:0.1)
6.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
7.ヴィンクラーWinklerFII
8.アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MGDIII
9.ヤマワキYamawakiCII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.0
E:8.466
Score:14.466

アドラーひねりからトカチェフ系の3連続を見事に決める。しばしば落下するシーンがあるヴィンクラーもしっかり掴み、着地もわずかに動く程度に収める。


4th 孫煒 SUN Wei (CHN)


1.アドラーひねりJam 1/2DIII
2.~コールマン+ KolmanEII(CV:0.2)
3.カッシーナCassinaGII
4.伸身トカチェフTkatchev LayDII
5.~トカチェフ+ TkatchevCII(CV:0.1)
6.前方車輪1回ひねり大逆手1/1 to ElCI
7.大逆手車輪Giant ElBI
8.大逆手エンドーEndo ElCIII
9.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.4
E:8.033
Score:14.433

アドラーひねりからの連続とは思えないコールマンの開きが凄い。1回ひねり大逆手から大逆手エンドーの間で大逆手車輪が取れているため、終末技前のシュタルダーはDスコアに関与していないと思われる。着地はややぐらついてしまう。


5th 張博恒 ZHANG Boheng (CHN)


1.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
2.アドラーひねりJam 1/2DIII
3.伸身トカチェフTkatchev LayDII
4.カッシーナCassinaGII
5.コールマンKolmanEII
6.後方浮腰回転後ろ振り出し順手背面懸垂Stoop in to Back TossCIII
7.順手背面車輪Czech GiantDI
8.ケステKosteCIII
9.シュタルダーStalderBIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.2
E:8.200
Score:14.400

アドラーひねりが倒立にはまりすぎ、わずかに停滞する。手放し技は雄大に決め、順手背面車輪も滞りなく実施する。着地は間に両足1歩跳ねる。


6th GEORGIOU Ilias (CYP)


1.閉脚エンドーEndo PkCIII
2.アドラーひねりJam 1/2DIII
3.カッシーナCassinaGII
4.コールマンKolmanEII
5.伸身トカチェフTkatchev LayDII
6.トカチェフTkatchevCII
7.アドラーJamCIII
8.逆手背面車輪Russian GiantCI
9.大逆手車輪Giant ElBI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:5.9
E:8.400
Score:14.300

連続技はないが、良好な実施を見せる。着地は前に小さく跳ねる。


7th 神本雄也 KAMOTO Yuya (JPN)


1.アドラーひねりJam 1/2DIII
2.~伸身トカチェフ+ Tkatchev LayDII(CV:0.1)
3.カッシーナCassinaGII
4.コールマンKolmanEII
5.トカチェフTkatchevCII
6.閉脚シュタルダーStalder PkCIII
7.シュタルダーStalderBIII
8.閉脚エンドーEndo PkCIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.0
E:8.166
Score:14.166

コールマンがややバーに近くなる。後半の閉脚シュタルダー、閉脚エンドーの実施は良い。着地は前に跳ねる。


8th BULL Tyson (AUS)


1.アドラーひねりJam 1/2DIII
2.コバチKovacsDII
3.~コールマン+ KolmanEII(CV:0.2)
4.カッシーナCassinaGII
5.シュタルダーStalderBIII
6.ヤマワキYamawakiCII
7.ツォウ・リミンZou LiminCI
8.アドラーJamCIII
9.大逆手車輪Giant ElBI
10.後方伸身2回宙返り1回ひねり下りDouble Back Lay 1/1DIV

D:5.9
E:7.866
Score:13.766

コバチ~コールマンの連続は、コールマンがややバーに近づく。着地は前に小さく跳ねる。



全員が落下なく演技を通し、引き締まった決勝となりました。マローンが素晴らしい演技で優勝。予選1位通過の橋本はトカチェフが実施できず、着地も動いて2位となりました。2019年の世界チャンピオン、マリアーノが3位に入り、前半に演技した4人が、上位4位となっています。

中国勢、孫煒と張博恒は予選2位、3位通過でしたが、決勝ではEスコアを落とし4位、5位となりました。神本は7位。今大会、つり輪、平行棒、鉄棒と3種目で決勝に進出し、表彰台には登れませんでしたが、敢闘しました。

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