2022年世界選手権における競技について

Competition Format of 2022 Worlds


いよいよ2022年世界選手権がイギリス・リバプールで始まります。今回の世界選手権においてどのような競技が行われるのかを簡単にまとめておきたいと思います。


体操競技ではオリンピックの翌年のルール改訂があり、その年の世界選手権は団体戦がないのが通例です。しかし、2020年に開催される予定だった東京オリンピックが1年延期されたため、2021年はオリンピックと団体戦のない世界選手権の両方が開催されました。よって、2022年はルール改訂後、最初の世界選手権ではありますが、団体、個人総合、種目別と全ての競技が行われるフル規格の大会になっています。

競技は予選、団体決勝、個人総合決勝、種目別決勝の順で行われ、予選から個人総合決勝までは女子と男子の日程が交互に進行されます。日程は以下のとおりです。

・10月29日(土)女子予選(1日目)
・10月30日(日)女子予選(2日目)
・10月31日(月)男子予選
・11月1日(火)女子団体決勝
・11月2日(水)男子団体決勝
・11月3日(木)女子個人総合決勝
・11月4日(金)男子個人総合決勝
・11月5日(土)男女種目別決勝(1日目)
・11月6日(日)男女種目別決勝(2日目)

ロシア及びベラルーシはウクライナ侵攻に伴う出場停止処分を受けているため今大会は出場できません。


予選 Qualification
団体決勝個人総合決勝種目別決勝の全ての決勝競技の予選を兼ねる。
● 団体予選は1チーム5人で各種目を4人が演技し、上位3人の得点がチームの得点となる。
⇒5-4-3制といいます。
個人総合決勝に出場を希望する選手は予選で6種目全て演技しなくてはならない。
跳馬の種目別決勝に出場を希望する選手は2つの跳越を実施しなくてはならず、その平均が種目別予選の得点となる。この場合、団体予選、個人総合予選には1本目の跳越の得点が採用される。
● 全ての決勝には予選の得点は持ち越されない。

団体決勝 Team Final
● 団体予選の上位8チームが団体決勝に進出。
● 1チーム5人で各種目を3人が演技し、その3人の得点がチームの得点となる。
⇒5-3-3制といいます。予選と異なり1人のミスも許されません。

個人総合決勝 All Around Final
● 個人総合予選の上位24人が個人総合決勝に進出。ただし、1国からは2人までしか出場できない。

種目別決勝 Appratus Final
● 各種目の予選の上位8人が種目別決勝に進出。ただし、1国からは各種目2人までしか出場できない。
跳馬の種目別決勝では2つの跳越を実施しなくてはならず、その平均が得点となる。
● 演技順は予選の順位により、事前のドローですでに下表のように決定している。
⇒ゆかの種目別決勝であれば、予選3位の選手が決勝で1番目に演技し、予選7位の選手が最後に演技します。

演技順
Order
ゆか
FX
あん馬
PH
つり輪
SR
跳馬
VT
平行棒
PB
鉄棒
HB
1343527
2267752
3815245
4524461
5132886
6481333
7676114
8758678


なお、団体戦では早くも2024年パリオリンピックの出場資格が懸かってきます。パリオリンピックには団体として12チームが出場できますが、
・2022年世界選手権:団体決勝3位までのチームがオリンピック出場決定
・2022年世界選手権:団体予選24位までのチームが2023年世界選手権の団体戦に進出
・2023年世界選手権:団体予選上位9チームがオリンピック出場決定
となっています。

また、体操競技を観るにあたって欠かすことのできないDスコア、Eスコアなど得点の算出方法については以下の記事を参照していただければと思います。
Dスコアの算出方法
Eスコアの算出方法

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