2022年ワールドチャレンジカップ・パリ大会:種目別跳馬の演技

2022 World Challenge Cup Paris (FRA) EF VT


2022年ワールドチャレンジカップ・パリ大会(フランス国際):種目別跳馬の上位選手と日本人選手の演技です。

ASIL Adem (TUR)


DEPenScore
1.リ・セグァン2Hdsp Double Front Pk 1/2II6.09.00015.000
2.ル・ユーフTsukahara Double PkIII5.68.9500.114.450
Total:14.725

1本目はリ・セグァン2。素晴らしい空中姿勢を見せる。着地はやや低くなるが、収めてみせた。2本目のル・ユーフは着地で片足が大きく動きラインを割ってしまうが、2本の跳越をまずまず揃えた。


SOUZA Caio (BRA)


DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/2II5.69.30014.900
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I5.29.05014.250
Total:14.575

1本目、ドラグレスクはやや詰まったような着地になるが、高得点を出す。2本目のドリッグスも着地をまとめる。


DOLGOPYAT Artem (ISR)


DEPenScore
1.ドリッグスKasamatsu Lay 3/2I5.28.95014.150
2.ローチェHdsp Double FrontII5.29.30014.500
Total:14.325

1本目はロペスではなくドリッグス。着地が低くなり、後ろに大きく1歩踏み出す。2本目のローチェは着地をほぼ止める。


8th 安里圭亮 ASATO Keisuke (JPN)


DEPenScore
1.リ・セグァン〈失敗〉Kasamatsu DoubleIII0.00.0000.000
2.ロペスKasamatsu Lay 2/1I5.67.7000.113.200
Total:6.600

1本目は新技申請した屈身リ・セグァンを目論んでいたようだが、突き手が不十分だったか、空中分解するように頭から落ちてしまう。足からの着地が見られない場合は0点の判定となる。2本目を跳ぶのは無理かとも思われたが果敢にロペスに挑む。成功させたかに見えたが、1本目のダメージが大きかったか、尻もちを突いてしまった。



アシルは予選では1本目の難度を抑え、2本目ではミスが出てギリギリの8位通過でしたが、決勝ではしっかり立て直してごぼう抜きの優勝。つり輪との2冠を達成しました。アンドレイ・メドヴェージェフ(イスラエル)やロイス・フラスカ(フランス)といった実力者が予選落ちとなっています。

安里は予選で屈身リ・セグァンを実施したかに見えましたが、リ・セグァン(D:6.0)判定となっていました。決勝では2本目を跳ばせるべきではなかったという声も見られましたが、ともかく大事はなかったようでホッとしています。

この記事へのコメント

  • あんぎゃ

    この跳馬の失敗動画がすぐにYouTubeにアップされていて見ました。競技台から降りたので流石に棄権するかなと思ってましたが再度登って2本目跳ぶとは思いませんでした。ロペスのひねりも危うかったので脳震盪の影響があったのかなと。個人的には本人がやると言っても棄権が良かったのではないかと思いました。
    2022年10月11日 13:52
  • Ka.Ki.

    跳ばせない方が良かったでしょうかね。こればかりはその場の選手とコーチにしか分からないことではありますが。
    2022年10月11日 21:37