ブロディ・マローン - 2022年全米選手権:個人総合の演技

MALONE Brody (USA)
2022 USA Nationals Tampa, FL AA


2022年全米選手権、個人総合優勝のブロディ・マローンの演技です。ローテーションはあん馬からでした。

#1 あん馬 PH


1.ミクラックMikulakDI
2.正交差横移動ひねり逆交差入れFront Double Scissor Travel SdwCI
3.ショーンSohnEII
4.Eフロップ4 FlopsEII
5.Dコンバイン2 Flops + R180DII
6.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
7.トン・フェイTong FeiDIII
8.シバドSivadoDIII
9.一把手上縦向き旋回Pommel LoopBII
10.一把手上縦向き旋回倒立450°ひねり3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3 450EIV

D:6.1
E:7.900
Bonus:0.489
Score:14.489

全体的に詰まり気味の旋回ではあるが大きなミスなく演技を通す。USクラシックで入れていた疑惑のクロル(C)は抜いており、シュテクリBなどの余分な技も入っていない。最後はE難度でしっかり下りる。


#2 つり輪 SR


1.中水平支持MalteseDII
2.後ろ振り上がり中水平支持Back Uprise to MalteseEIII
3.後ろ振り上がり上水平支持Back Uprise to PlancheDIII
4.ヤマワキYamawakiCI
5.屈身ヤマワキYamawaki PkDI
6.後ろ振り上がり開脚前挙支持Back Uprise to Strd L-SitBI
7.上水平支持PlancheCII
8.ほん転逆上がり倒立Felge to HdstCI
9.後ろ振り上がり倒立Back Uprise to HdstCI
10.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下りDouble Back 2/1EIV

D:5.6
E:8.600
Score:14.200

予選においてほん転逆上がり十字倒立(E)で静止できず不認定となったため、決勝では抜いてきた。ヤマワキ連続から後ろ振り上がり開脚前挙支持に持ち込んでDスコアは0.3ダウンの5.6。全体的には良好な実施を見せる。着地は跳ねる。


#3 跳馬 VT


DEPenScore
ドリッグスKasamatsu Lay 3/25.29.40014.600

ドリッグスは着手姿勢、空中姿勢ともに良好。着地は前に1歩跳ねるが、Eスコア9.400と高得点を出す。


#4 平行棒 PB


1.横向き逆上がり1/4ひねり倒立Shoot Up 1/4 to HdstDIII
2.マクーツMakutsEI
3.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
4.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
5.ディアミドフひねり5/4 Diamidov to 1/4DI
6.前方開脚5/4宙返り腕支持5/4 Front StrdDI
7.チッペルトTippeltDIII
8.ヒーリーHealyDI
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.前方かかえ込み2回宙返り下りDouble FrontEIV

D:6.1
E:8.550
Bonus:0.221
Score:14.871

ディアミドフひねりで少し詰まるが、全体的には安定した実施を見せる。もう少し雄大な捌きが見られるとなお良い。着地は前に1歩跳ねる。


#5 鉄棒 HB


1.後ろ振り上がり倒立Back UpriseAI
2.ツォウ・リミンZou LiminCI
3.カッシーナCassinaGII
4.コールマンKolmanEII
5.伸身トカチェフTkatchev LayDII
6.~トカチェフ+ TkatchevCII(CV:0.1)
7.~屈身トカチェフ+ Tkatchev PkCII(CV:0.1)
アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MG
8.アドラーひねりJam 1/2DIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.0
E:7.850
Bonus:0.522
Score:14.372

カッシーナ、コールマンはややバーに近づいてしまったか。トカチェフ系の3連続はしっかり決める。しかしその後のアドラー1回ひねり片逆手(D)で振り戻ってしまう。2022年のルール改訂でこのような振り戻りは不認定+0.3の減点となった。着地は後ろに1歩跳ねる。


#6 ゆか FX


1.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
2.~前方屈身2回宙返り+ Double Front PkEII(CV:0.1)
3.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
4.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
5.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
6.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
7.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
8.~前方伸身宙返り+ Front LayBII(CV:0.1)
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.1
E:8.650
Bonus:0.366
Score:15.116

最初の2回宙返りを含むタンブリング3本の着地を止める。後半のタンブリングでも大きな乱れを見せず、演技をまとめる。

Total Score:87.648 (Total D:35.1)
Combined Total:176.590
Rank:1st



全米選手権もマローンが圧勝。予選、決勝ともに全体1位であり、2日間の合計では2位のドネル・ウィッテンバーグに5点以上もの差を付けました。内規加点無しでも2日間通じて86点台を出しており、多少のミスはありましたが、安定感を発揮したと言えるでしょう。

今大会はつり輪や鉄棒で予定のDスコアが得られない部分がありましたが、あん馬は構成を見直して6.1を確保。フル構成で6種目を通せば合計Dスコアは35.7となります。2022年世界選手権・リバプール大会のアメリカ代表の座も正式に掴んだようです。

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