谷川翔 - 2022年全日本種目別選手権:あん馬の演技

TANIGAWA Kakeru (JPN)
2022 JPN Apparatus Nationals EF PH


2022年全日本種目別選手権、谷川翔のあん馬の演技です。

最初のセア倒立でポメルから手が外れてしまいますが、慌てず立て直してその後は目立ったミスなく演技を通しました。雄大な開脚旋回、そしてブスナリや終末技といった倒立技では股関節を自在に操ってバランスを取っています。谷川翔独特のパフォーマンスと言ってもいいでしょう。

終末技をE難度にしてDスコアは6.7。全日本決勝、NHK杯では6.6でしたが、ここでDスコアを上げてきました。6.7は世界最高Dスコアタイとなる得点です。Eスコアも8.066とかなり高い得点が出ました。セア倒立で片手がポメルから外れて再びポメルに戻った場合は0.3+他の実施減点と採点規則で定められています。これがなければ少なくとも15.066ということで杉野正尭を上回って優勝していたことになりますが、ここはミスに動揺せずしっかり立て直したことを称賛するべきでしょう。何よりこのあん馬の得点が代表争いでも効いてくることになります。

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1.正交差倒立Front Scissor to HdstDI
2.ベルキFlair 1/1 Spindle on PommelsEII
3.ブスナリBusnariFII
4.ケイハ4Back Travel over Both P 1/2 SpindleEIII
5.アイヒホルンFlair 1/1 Spindle Travel and ReturnEII
6.ウルジカ2Urzica2EIII
7.両把手を越えて横移動Side Hop Travel 3/3DIII
8.マジャールMagyarDIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立450°ひねり3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3 450EIV

D:6.7
E:8.066
Score:14.766
Rank:2nd

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