2022年ワールドチャレンジカップ・コペル大会:種目別平行棒の演技

2022 World Challenge Cup Koper (SLO) EF PB


2022年ワールドチャレンジカップ・コペル大会:種目別平行棒の上位選手の演技です。

PAKHNIUK Petro (UKR)


1.前振り上がりFront UpriseAII
2.マクーツMakutsEI
3.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
4.後方車輪倒立Back Giant to HdstCIII
5.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
6.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
7.前方開脚5/4宙返り腕支持5/4 Front StrdDI
8.ヒーリーHealyDI
9.ピータースBack Toss 1/4 to HdstDI
10.前方かかえ込み2回宙返りひねり下りDouble Front 1/2EIV

D:5.9
E:8.500
Score:14.400

2022年のルール改訂で「前振り上がりは、背中がバーに対して水平になる必要」があるとされているが、前方開脚5/4宙返り腕支持の後の前振り上がりの大きさが不十分なように感じられ、減点されているものと思われる。ピータースのはまり具合は良い。着地は両足1歩跳ねる。


MUNTEAN Andrei Vasile (ROU)


1.前振り上がり開脚抜き倒立Front Uprise Strd Cut to HdstBII
2.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
3.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
4.ヒーリーHealyDI
5.後ろ振り倒立Back Swing to HdstAI
6.モイMoyCIII
7.バブサーBhavsarEIII
8.伸腕屈身力倒立Pike Press to HdstBI
9.チッペルトTippeltDIII
10.後方屈身2回宙返り下りDouble Back PkDIV

D:5.4
E:8.850
Score:14.250

シャルロ(E)から単棒ヒーリー(E)に移れなかった。シャルロは単なる棒下倒立の判定となり、単棒ヒーリーも実施できないため、Dスコアが大幅にダウンする。屈身ダブルの着地は小さく跳ねる。


BALAZS Krisztian (HUN)


1.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
2.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
3.車輪ディアミドフGiant DiamidovEIII
4.後方車輪倒立Back Giant to HdstCIII
5.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
モイMoy
6.ヒーリーHealyDI
7.バブサーBhavsarEIII
8.伸腕屈身力倒立Pike Press to HdstBI
9.チッペルトTippeltDIII
10.前方かかえ込み2回宙返り下りDouble FrontEIV

D:5.9
E:8.200
Score:14.100

グループIIIの技が6つあるため、1つはカウントされない。構成ミスか。当初Dスコア5.8が表示されたが、これは5.9に訂正された。



パフニュクがDスコア5.9の構成をまとめて優勝。ムンテアンはEスコア8.850を出して優位に立っていましたが、最後に登場したパフニュクにまくられました。カラン・フィリップス(アメリカ)が新技となる棒下ゾンダーランドを試みましたが、失敗に終わり7位となっています。成功すれば難度はどうなっていたのか気になります。

1位、2位となったパフニュクとムンテアンですが、オリジナル技のパフニュク(後ろ振り上がり前方開脚5/4宙返り腕支持)やムンテアン(前振り上がり開脚抜き懸垂)はもう見られないのでしょうか。ちょっと寂しいものがあります。

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