TRIFONOV Teodor (BUL)
2022 World Challenge Cup Varna (BUL) EF VT
2022年ワールドチャレンジカップ・ヴァルナ大会、テオドール・トリフォノフ(ブルガリア)の跳馬の演技です。
アカピアンと伸身カサマツの2本を跳んでいます。2021年までは疑いようもなく同時に跳べない[1]2本でしたが、2022年のルール改訂でアカピアンはグループIの「1回以上のひねりを伴う1回宙返り技」、伸身カサマツはグループIIIの「側転とび、ツカハラ、カサマツ、すべての2回宙返り技(グループIを除く側転とび系の技)」になったため、同時に跳ぶことができるようになりました。
[1] 厳密には、跳べないわけではなく、決定点から2.0の減点となるというルールでした。
ひねり系の技がグループIにまとめられ、2回宙返り系の技と別グループになったことで、アルトゥール・ダフチャン(アルメニア)のようにヨー2(D:5.6)とドラグレスク(D:5.6)の2本を跳ぶといったことが可能になりましたが、一方で単純なクエルボやツカハラ、カサマツはグループIIやIIIとなったため、このような2本も選ぶことも可能になっています。
ルール的には微妙なところですが、初心者に優しいルールということは言えるかもしれません。あるいは、次回のルール改訂であっという間に改められ、過渡期のルールだったとされる可能性もあります。上位選手にはあまり関係ない話かもしれませんが、現時点ではこのような跳越が可能ということを記しておくものです。
D | E | Pen | Score | ||||
1. | アカピアン | Kasamatsu Lay 1/1 | I | 4.8 | 8.800 | 0.1 | 13.500 |
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2. | 伸身カサマツ | Kasamatsu Lay | III | 4.0 | 8.950 | 12.950 | |
Total: | 13.225 |
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