本家本元:ヤマワキ(鉄棒)

Originators : Yamawaki (HB)


この技も本家本元でまだやれていなかった技。鉄棒のヤマワキ(伸身マルケロフ)です。

ヤマワキ(C) Yamawaki
20220505_01.png

発表者は山脇恭二。1984年ロサンゼルスオリンピックで発表したとされており(1)、同年の全日本選手権の動画もあるのですが、ここでは雄大な実施が素晴らしい1985年のNHK杯の動画を紹介します。



2021年に至るまでD難度の手放し技として難度表に掲載され、特に2006年から2016年にかけてはアドラー1回ひねりとの組合せで大いに流行しました。2017-2021年ルールではバー上の技との組合せ加点が廃止されたため出現数は幾分減りましたが、それでも多くの選手が実施している技です。

しかし、山脇選手の様な実施であれば良いのですが、腰の曲がった怪しげな実施が見られることも多い技でした。この辺りのもやもやした感じや、当時の「閉脚マルケロフ」という日本語表記については、旧サイトで記事にしたこともあります。

そして、2022年版採点規則ではヤマワキはC難度に格下げされることになりました。マルケロフ(C)と同じ難度というのはどうなのか、という気もしますが、致し方ないところであったと思います。2022年版採点規則ではアドラー系の技と手放し技との組合せ加点が復活したのですが、加点が付くのは手放し技がD難度以上の場合に限られるため、アドラー1回ひねりとの組合せにももう加点は付きません。

明確な伸身姿勢で雄大に実施すればかなり見映えのする技だと思います。かなり不遇な扱いとなってしまいましたが、今後の復権はあるでしょうか。

参考文献
(1) 田頭剛、加納實:鉄棒における「閉脚マルケロフ(ヤマワキ)」の技術に関する研究, 順天堂スポーツ健康科学研究 (2012)

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