2022年ワールドカップ・コトブス大会:種目別ゆかの演技

2022 Apparatus World Cup Cottbus (GER) EF FX


パリオリンピックに向かう新たなサイクルが本格的に始まります。今週は種目別ワールドカップ・コトブス大会の上位選手の演技を見ていきたいと思います。まずはゆかです。

SHARAMKOU Yahor (BLR)


1.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
2.~前方屈身2回宙返り+ Double Front PkEII(CV:0.1)
3.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
4.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
5.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
6.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
7.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
8.~前方伸身宙返り+ Front LayBII(CV:0.1)
9.フェドルチェンコFedorchenkoCI
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.1
E:7.933
Pen:0.1
Score:13.933

前方系の2回宙返りに続ける連続技を立て続けに実施する。2本目の前方2回~前方ダブルは片足ラインオーバーしてしまった。後方5/2~前方伸身は前方伸身をより大きくきれいに実施できるとなお良い。終末技の後方3回はゆかに弾かれてしまった。


BENOVIC Aurel (CRO)


1.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
2.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
3.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
4.前方屈身2回宙返りDouble Front PkEII
5.前方伸身宙返り5/2ひねりFront Lay 5/2EII
6.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
7.後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返りArabian DoubleDIII
8.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
9.~前方伸身宙返り+ Front LayBII(CV:0.1)
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.3
E:7.666
Pen:0.2
Score:13.766

新月面から入る。D+Dとなる前方2回~前方ダブルを決めるが、片足ラインオーバー。その後も前方屈身ダブル、サイドラインでの前方5/2、アラビアンダブルと大技を次々と実施する。5秒伸びて75秒になった演技時間を目いっぱい使うが、わずかにタイムオーバーしたようでペナルティが0.1付いた様子。


GRASSO Thomas (ITA)


1.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
2.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
3.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.1)
4.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
5.前転脚前挙支持経過閉脚倒立Endo Roll Pk to HdstCI
6.後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返りArabian DoubleDIII
7.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
8.~前方伸身宙返り+ Front LayBII(CV:0.1)
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方かかえ込み2回宙返り1回ひねりDouble Back 1/1DIII

D:5.8
E:8.000
Pen:0.1
Score:13.700

前方1回~前方ダブルでラインオーバーするが、全体的に良好な実施で演技をまとめる。終末技は月面を決める。



ルール改訂の影響が如実に表れています。演技時間の5秒の延長により大技の実施、タンブリングの7本実施が加速しそうです。組合せ加点は、ひねり技同士の連続には付かなくなったため、ひねり技から2回宙返り技の連続の他、ひねり技から前方伸身宙返りという連続も増えそうです。よく使われそうな組合せがすでに見え始めてきたように思えます。

実施面では着地をいかに止めるか、減点を0.1に抑えるかが大きなポイントであることはこれまでと変わりなさそうです。今大会は表彰台の3人が皆ラインオーバー、他にも2人の合わせて5人にラインオーバーがありました。上位に入るためにはこの辺りも修正する必要があるでしょう。

この記事へのコメント

  • 兜指愧破

    初コメント失礼します。

    組み合わせ加点は【ひねり技同士の連続にはつかない】ということなのですね。
    前サイクルでよく見られた後方2回半ひねり~前方2回ひねりとかは加点がつかず、後方2回半~前方伸身宙返りのような連続には加点がつくという理解でいいのでしょうか?
    2022年03月06日 09:55
  • Ka.Ki.

    コトブスやドーハの採点からも、その理解でいいと思われます。
    2022年03月06日 20:18
  • 謎すぎる

    捻りの連続は加点付かないけど、捻りから単純な伸身宙返りは加点が付く。
    (その逆の伸身宙返り→宙返り捻りも加点付くのかな)
    脳が混乱してます。
    どんな意図でしょうか?

    これは去年から書かれてましたか?
    規則見る限りは2回宙返りを含まないと加点されないと認識してたのですが。
    2022年03月16日 22:43
  • Ka.Ki.

    コトブスでは前方伸身~前方2回(B+D)という連続も見られました。意図としては、ひねり系の連続が流行り過ぎたということだと思いますが、ではなぜひねりを伴わない宙返りとの連続なら加点が付くのか、ということについては正直言ってよく分かりません。

    2022-2024 Code of Pointsには「ひねりを伴う1回宙返り同士の連続には、組合せ加点は与えられない」としか書かれていません。「2回宙返りを含まないと加点されない」とは最初からどこにも記されていないということです。
    2022年03月17日 20:55