2021年東京オリンピック:種目別あん馬の演技

2021 Olympics Tokyo (JPN) EF PH


2021年東京オリンピック:種目別あん馬の演技です。

動画はいつまで見られるか分かりませんが、NHKによりアップされています。埋め込みができないのでこちらから参照してください。

WHITLOCK Max (GBR)

1.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
2.Gコンバイン2 Flops + R1080GII
3.Eフロップ4 FlopsEII
4.ブスナリBusnariFII
5.開脚マジャールFlair MagyarEIII
6.ウルジカ2Urzica2EIII
7.ロスRussian Travel 3/3 360DIII
8.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
9.馬端馬背ロシアン1080°転向Leather Russian 1080DII
10.DSA倒立450°ひねり3/3移動下りDSA to Hdst Travel 3/3 450EIV

D:7.0
E:8.583
Score:15.583

動画は20:13から。最初の演技者で登場し、いきなり高得点をたたき出す。Dスコアはフル構成となる7.0、目立ったミスもなくEスコアも高い。後続の選手にも大きなプレッシャーを与えた。


李智凱 LEE Chih-Kai (TPE)

1.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
2.下向き逆移動倒立3/3移動下ろして旋回Back Stöckli to Hdst 3/3 Lower to FlairEII
3.ピネーロCzechkehr outside PommelsDII
4.ケイハFlair 1/1 Spindle outside PommelsFII
5.アイヒホルンFlair 1/1 Spindle Travel and ReturnEII
6.横向き旋回1回ひねりFlair 1/1 SpindleDII
7.ウルジカ2Urzica2EIII
8.開脚マジャールFlair MagyarEIII
9.開脚シバドFlair SivadoEIII
10.下向き逆移動倒立3/3移動下りBack Stöckli to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.7
E:8.700
Score:15.400

動画は34:15から。Dスコア6.7のフル構成を安定した実施で通す。雄大な開脚旋回の連続で見るものを魅了するが、ウィットロックには届かず。


萱和磨 KAYA Kazuma (JPN)

1.ブスナリBusnariFII
2.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
3.Eフロップ4 FlopsEII
4.Dコンバイン2 Flops + R180DII
5.トン・フェイTong FeiDIII
6.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
7.ロスRussian Travel 3/3 360DIII
8.開脚マジャールFlair MagyarEIII
9.開脚シバドFlair SivadoEIII
10.一把手上縦向き旋回倒立3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.6
E:8.300
Score:14.900

動画は37:56から。またはこちらから。ブスナリを入れた種目別用のDスコア6.6の構成。序盤は固さも見られたが、中盤以降はいつもの実施を見せ、目立ったミスなく演技を通し切る。


4th BELYAVSKIY David (ROC)

1.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
2.ショーンSohnEII
3.Eコンバイン2 Flops + R360EII
4.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
5.ロスRussian Travel 3/3 360DIII
6.マジャール・シュピンデルLoop 1/1 SpindleDII
7.Eフロップ4 FlopsEII
8.マジャールMagyarDIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.4
E:8.433
Score:14.833

動画は30:24から。安定した演技を見せるが、いつもと比べると連戦の疲労が出ている感もある。終末技の倒立への上げもいつものスムーズさを欠いた。


5th 亀山耕平 KAMEYAMA Kohei (JPN)

1.正交差倒立Front Scissor to HdstDI
2.ショーンSohnEII
3.ブスナリBusnariFII
4.開脚マジャールFlair MagyarEIII
5.開脚シバドFlair SivadoEIII
6.Eコンバイン2 Flops + R360EII
7.Eフロップ4 FlopsEII
8.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
9.ロスRussian Travel 3/3 360DIII
10.DSA倒立3/3移動下りDSA to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.8
E:7.800
Score:14.600

動画は45:04から。予選より0.3高いDスコア6.8の構成で挑むが、コンバインやロスで旋回が乱れ、Eスコアが伸びなかった。


6th YODER Alec (USA)

1.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
2.ショーンSohnEII
3.ベズゴBezugoEII
4.Eフロップ4 FlopsEII
5.Dコンバイン2 Flops + R180DII
6.ロスRussian Travel 3/3 360DIII
7.マジャール・シュピンデルLoop 1/1 SpindleDII
8.縦向き前移動(1-2-5)Front Loop Travel 1-2-5DIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立450°ひねり3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3 450EIV

D:6.4
E:8.166
Score:14.566

動画は23:35から。セア倒立でいきなり片手が外れてしまう。コンバインも予定のE難度まで回せなかった。後半は立て直して演技を通す。


7th MCCLENAGHAN Rhys (IRL)

1.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
2.Gコンバイン2 Flops + R1080GII
3.Eフロップ4 FlopsEII
4.あん部馬背ロシアン1080°転向Russian 1080 btw PommelsEII
5.一把手上縦向き旋回Pommel LoopBII
6.マジャールMagyarDIII
7.シバドSivadoDIII
8.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
9.馬端馬背ロシアン1080°転向Leather Russian 1080DII
10.一把手上縦向き旋回倒立3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.4
E:6.700
Score:13.100

動画は41:40から。得意のGコンバインで旋回が乱れまさかの落下となる。やり直してDスコアは確保。ウ・グォニアンでも旋回が乱れ、Eスコアは伸びなかった。


8th 孫煒 SUN Wei (CHN)

1.逆交差倒立Back Scissor to HdstDI
2.正交差倒立Front Scissor to HdstDI
3.Eフロップ4 FlopsEII
4.Eコンバイン2 Flops + R360EII
5.ウ・グォニアンRussian Travel 3/3 720EIII
6.馬端馬背ロシアン1080°転向Leather Russian 1080DII
7.ロスRussian Travel 3/3 360DIII
8.マジャールMagyarDIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3DIV

D:6.3
E:6.766
Score:13.066

動画は26:54から。安定した実施を見せていたが、コンバインで旋回が乱れ、技自体は成立させたものの、堪えきれず落下してしまう。その後も終始安定した実施を見せただけに残念な結果となった。



ウィットロックが勝負強さを見せつけ、オリンピック2連覇を果たしました。2019年世界選手権・シュトゥットガルト大会で優勝を争った李智凱はEスコアで追い詰めましたが、Dスコアで届かず。マクレナガンは落下のミスが出てしまいました。

萱が安定した実施を見せて3位に食い込みました。見事な銅メダル獲得です。2013年世界選手権優勝の亀山は構成を上げて決勝に挑みましたが、ミスが出て5位となりました。

この記事へのコメント

  • 初心者

    予選見る限りだと亀山選手は金とれるんじゃないかって思ったんですけど
    難度上げるのはやはりそれだけ難しいんですね
    まあ、D7.0でまとめてくるウィットロックが凄すぎるってことでしょうか
    2021年09月03日 21:09
  • Ka.Ki.

    個人的には李智凱選手やマクレナガン選手に期待していましたが、やはりウィットロック選手は強かったですね。亀山選手はDスコアもEスコアも及ばなかったので正直厳しい戦いだったと思います。
    2021年09月06日 20:33