イリア・コフトゥン - 2021年ヨーロッパ選手権:鉄棒の演技

KOVTUN Illia (UKR)
2021 Europeans Basel (SUI) AA HB


2021年ヨーロッパ選手権・バーゼル大会、イリア・コフトゥン(ウクライナ)の鉄棒の演技です。

今年の8月に18歳になるというウクライナの新星。岡慎之助が個人総合優勝した2019年世界ジュニア選手権で3位の成績を収めた選手ですが、今大会、シニアの個人総合でいきなり3位に入るという活躍を見せました。

鉄棒ではピアッティ、ピアッティひねりと珍しい技を見せます。ピアッティ系の技は2017年のルール改訂で一律格上げになりましたが、思ったより流行りませんでした。シュタルダーから入る技にも関わらず直前の車輪で抜きやあふりといった局面を見せており、これまでにない新しい捌き方のようにも見受けられます。

トップ10技にはA難度技が含まれており、さらなる難度アップが図れます。無限の可能性を持つ年齢だけに期待しかないといった印象です。


1.後ろ振り上がりひねり倒立Back Uprise 1/2AI
2.伸身トカチェフTkatchev LayDII
3.ピアッティPiattiDII
4.ピアッティひねりPiatti 1/2EII
5.ツォウ・リミンZou LiminCI
6.ヤマワキYamawakiDII
7.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
8.アドラーひねりJam 1/2DIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:5.8
E:8.066
Score:13.866

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