新型コロナウイルスの影響について - 2021年(その4)

Impact of the COVID-19 2021 (Part 4)


次々と大会が中止・延期となった2020年ほどではないかもしれませんが、新型コロナウイルスの影響は続いています。

まず何より5月に中国・杭州で開催が予定されていたアジア選手権ですが、杭州が開催を辞退したとの情報が入っています。中国体操協会は成都や汕頭での開催を検討しているようです。

東京オリンピックの出場資格が懸かるアジア選手権が開催できないとなると、日本への影響は大きいものがあります。前回(その3)の記事でも書いたとおり、大陸選手権が開催されない場合、同じ大陸で予選システム基準3の次点の選手に割り当てられることになっています。この場合、日本は出場資格を得ることができません。すでに基準6で個人出場資格1枠を得ている日本ですが、最大となる最後の1枠を得るためには種目別ワールドカップシリーズ最終戦となる6月のドーハ大会を待たねばなりません。

8月に開催が予定されていたワールドユニバーシティゲームズ・成都大会は2022年に延期となりました。コロナ禍になってもある程度のトレーニングが行えていたエリート選手と異なり、大学生はキャンパスや施設の閉鎖に伴いトレーニングが不十分であることが理由とされています。

各大会の状況は以下のとおりです。

● 種目別ワールドカップシリーズ
・コトブス大会(2月25~28日)⇒中止
・バクー大会(3月4~7日)⇒中止
・ドーハ大会(3月10~13日)⇒6月に延期

● 個人総合ワールドカップシリーズ
・シュトゥットガルト大会(3月20~21日)⇒中止
・バーミンガム大会(3月27日)⇒中止
・東京大会(5月4日)⇒中止

● 大陸選手権
・ヨーロッパ選手権・バーゼル大会(4月21~25日)⇒無観客で開催
・パンアメリカン選手権・ユタバレー大会(5月6~9日)⇒6月にブラジルで開催
・アジア選手権・杭州大会(5月29日~31日)⇒杭州が開催辞退

● 総合競技大会
・ワールドユニバーシティゲームズ・成都大会(8月18日~29日)⇒2022年に延期

● 海外の国内大会
・全英選手権(3月11~14日)⇒延期


各国とも国内大会などローカルなものは開催されているようですが、世界中から選手やスタッフが集まる国際大会の開催はいまだ困難なようです。

この状況下で本当にオリンピックが開催できるのかという気がしますが、そんな中、3月20日には東京オリンピックでは海外からの観客受け入れを断念することが発表されています。販売されたチケットは払い戻しされるようです。とにかく何が何でも開催だけはするのだという姿勢が垣間見られます。

引き続き、今後の状況を注視していきたいと思います。

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