Impact of the COVID-19 2021 (Part 2)
今週は別の記事を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響による新たなニュースが飛び込んできましたので、急遽こちらの話題を取り上げます。
個人総合ワールドカップ・シュトゥットガルト大会は代替地を検討していましたが、開催を断念。そしてその翌週に予定されていたバーミンガム大会も中止が決定しました。
これで個人総合ワールドカップシリーズは3大会の開催が出来なくなり不成立。ランキング上位3か国に割り当てられる東京オリンピックの出場枠は、規定により2019年世界選手権の団体決勝上位3か国、男子はロシア、中国、日本、女子はアメリカ、中国、ロシアに割り当てられます。
なお、5月に予定されている個人総合ワールドカップ・東京大会はオリンピックのテストイベントを兼ねることもあり、現時点では開催の予定に変更はありません。
種目別ワールドカップ・ドーハ大会は無観客での開催となりました。日本からは男女9選手が出場する予定でしたが、内村航平を始めとする7選手の派遣を中止。これまでのランキングから、この大会でオリンピックの出場資格が懸かる亀山耕平と米倉英信の2選手のみが派遣されることになりました。
また、4月に予定されているヨーロッパ選手権も無観客での開催が決定しています。
各大会の状況は以下のとおりです。
● 種目別ワールドカップシリーズ
・コトブス大会(2月25~28日)⇒中止
・バクー大会(3月4~7日)⇒中止
・ドーハ大会(3月10~13日)⇒無観客で開催
● 個人総合ワールドカップシリーズ
・シュトゥットガルト大会(3月20~21日)⇒中止
・バーミンガム大会(3月27日)⇒中止
● 大陸選手権
・ヨーロッパ選手権・バーゼル大会(4月21~25日)⇒無観客で開催
・パンアメリカン選手権・ユタバレー大会(5月6~9日)⇒6月にブラジルで開催
● 海外の国内大会
・全英選手権(3月11~14日)⇒延期
オリンピックの出場資格が懸かる大会への影響が続いています。中止となる大会もある中、なんとか無観客ででも開催して出場資格を決定しようという大会もあり、新型コロナウイルスの感染拡大に必死で堪えているといった様相です。
日本は団体出場資格に加えて、個人出場資格1枠を確定させたことになります。この枠は内村が獲得を目指す枠にもなるものです。
事態は非常に流動的です。引き続き、今後の状況を注視していきたいと思います。
この記事へのコメント