YUASA Kenya (JPN)
2020 JPN Intercollegiates Fukuyama AA/TF PB
2020年全日本学生選手権、湯浅賢哉の平行棒の演技を紹介しておきます。動画はご本人がアップしたもの。
最初に新技を実施しています。ここでは「横向き逆上がり単棒倒立経過、片腕支持3/4ひねり支持」としました。動画では新技ユアサとありますが、もちろんインカレで成功しても技に名前は付きません。
2019年ヨーロッパ選手権でマルセル・ニューエン(ドイツ)が新技申請した技と同じです。この時はF難度判定でしたが、インカレではE難度で判定されたようです。そもそも微妙な技で、マクーツのように軸手を換える難しさがありません。湯浅はヒーリーとは逆手軸で行っていますが、本来の軸手で実施することも可能な技です。このような点を踏まえるとE難度は妥当なところと言えるかもしれません。
1. | 横向き逆上がり単棒倒立経過、片腕支持3/4ひねり支持 | Shoot Up to 3/4 Healy | E? | III |
---|---|---|---|---|
2. | 前振り上がりひねり倒立 | Front Uprise 1/2 to Hdst | E | II |
3. | 棒下振り出し腕支持 | Drop Cast | A | III |
4. | 後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持 | Back Uprise Front Pk to Sup | D | II |
5. | マクーツ | Makuts | E | I |
6. | ヒーリー | Healy | D | I |
7. | ディアミドフ | Diamidov | C | I |
8. | 前方開脚5/4宙返り腕支持 | 5/4 Front Strd | D | I |
9. | 前振りひねり倒立 | Stützkehr to Hdst | C | I |
10. | 前方かかえ込み2回宙返り下り | Double Front | E | IV |
D:5.9
E:7.900
Score:13.800
DスコアとEスコアの内訳が判っていませんが、新技がE難度判定だとすると上記のような内訳になるはずです。
アメリカではスタンフォード大学のカラン・フィリップスという選手もNCAAの試合で実施しています。この選手も逆手軸で実施。F難度で判定されたようです。
この記事へのコメント
マイコ
独創性もあるし新技認定は全く問題ないと思いますが
技の構成として(D+B)のこの技がF難度になってしまうと
技の構成が(D+E)のゾンダーランド(F)の難度がさらに謎になってしまう(涙
いつも引き合いに出してしまいすみません、、、
Ka.Ki.