内村航平 - 2020年友情と絆の大会:鉄棒の演技

UCHIMURA Kohei (JPN)
2020 Friendship and Solidarity Competition Tokyo (JPN) HB


2020年友情と絆の大会における最大のハイライト、内村航平の鉄棒の演技です。

9月の全日本シニア選手権ではバーに近くなり車輪に持ち込むことができなかったブレットシュナイダーですが、今大会は見事に成功。少し肘が曲がりましたがしっかりと車輪につなぎます。続くカッシーナはばっちりの位置で掴んでいます。

構成自体は全日本シニアと同じDスコア6.6。最後はわずかに両足1歩跳ねましたが、収めたと言っていい着地を見せてこの大会唯一となる15点台をマーク。会場を大きく沸かせました。


1.ブレットシュナイダーBretschneiderHII
2.カッシーナCassinaGII
3.コールマンKolmanEII
4.シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手Stalder Hop 3/2 to MGDIII
5.アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MGDIII
6.ヤマワキYamawakiDII
7.エンドーEndoBIII
8.アドラーひねりJam 1/2DIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.6
E:8.600
Score:15.200

この記事へのコメント

  • 体操好きのY

    いつも楽しく記事を拝見しております。

    初めて内村選手の 車輪まで繋がったブレッドシュナイダーの映像を見ることができました。難しい技にも拘らず足先まで神経の行き届いた実施で、とても内村選手らしさを感じますね。

    話は変わりますが、内村選手が閉会式で語った「“できない”じゃなく、“どうやったらできるか”を考えて」という言葉に感銘を受けました。
    体操競技は基本的に“できない”ことを“できるようにする”ことの繰り返しでレベルアップしていくものですからね。その分野で世界の頂点を極めた人間のメンタルはやはり凄まじいものがあると思いますし、言葉に重みを感じました。

    昨今の事情で大変厳しい状況だとは思いますが、どんな形であれ彼の思いが実現してほしいなと私は思います。
    2020年11月11日 00:25