宮地秀享 - 2020年全日本シニア選手権:鉄棒の演技

MIYACHI Hidetaka (JPN)
2020 JPN Senior Nationals HB


2020年全日本シニア選手権、内村航平を破りぶっちぎりで鉄棒を制した宮地秀享の演技です。

この構成を初めて見せたのは2017年愛知県選手権になるでしょうか。その後、演技がなかなか通らない苦しい時期もありましたが、今大会は危なげない実施を見せてくれました。ミヤチを始めとするコバチ系の手放し技5つを成功させると、シュタルダーの連続から大逆手エンドーを決めて一気にフィニッシュ。電光石火の演技で減点する隙をほとんど与えません。なんと15.366という高得点を叩きだしました。

内村に大差を付けての優勝となりましたが、今後のオリンピック代表争いを見すえたDスコア7.1の構成をかねてから公言しています。カッシーナとコールマン(でなくてもいいのですが)を連続させ、アドラーひねり(D)を加えられればこのスコアに到達します。いずれもこれまでに実施したことのある組合せや技。実現すればもちろん世界最高Dスコアです。見られる日は来るでしょうか。


1.ミヤチMiyachiIII
2.ブレットシュナイダーBretschneiderHII
3.カッシーナCassinaGII
4.コールマンKolmanEII
5.コバチKovacsDII
6.シュタルダーStalderBIII
7.シュタルダーひねり大逆手Stalder Higgins to ElCIII
8.大逆手車輪Giant ElBI
9.大逆手エンドーEndo ElCIII
10.後方伸身2回宙返り1回ひねり下りDouble Back Lay 1/1DIV

D:6.7
E:8.666
Score:15.366


ちなみに宮地選手ご本人がアップされた動画はこちらです。

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