内村航平 - 2020年全日本シニア選手権:鉄棒の演技

UCHIMURA Kohei (JPN)
2020 JPN Senior Nationals HB


コロナ禍による長きに渡る大会空白期間を経て、ついに日本でも全国レベルの大会が再開されました。9月22日に開催にされた全日本シニア選手権では、全席指定による観客数制限や大声での応援の禁止、各所属による炭酸マグネシウムの用意など様々な感染拡大防止対策が講じられ、(現時点では)成功裏に大会を終えたように感じられます。今後の大会開催におけるスタンダードとなっていくでしょうか。



さて、久々の大会、全日本シニア選手権の演技をいくつか紹介していこうと思いますが、まずは何と言っても内村航平でしょう。6月に種目別鉄棒に絞って2021年の東京オリンピック出場をめざすと報じられ、この大会も鉄棒のみのエントリー。注目は新たに取り入れたブレットシュナイダー(H)の出来、そしてオリンピック出場にあたって最大のライバルと目される宮地秀享との対決です。

まずはブレットシュナイダーに挑みますが、バーに近くなってしまい車輪に持ち込むことができません。いきなり悔しい実施となってしまいました。ここでは2回の振り戻りなどで落下に等しい減点を受けているものと思われます。

その後は立て直して完璧な演技を披露。鉄棒に専念した効果でしょうか、一つ一つの技の雄大さや安定感がさらに増した感じがします。そして着地も体勢は少し低くなりましたが当たり前のように止めてみせました。

今後はブレットシュナイダーの完成度を高めていけるかどうかが勝負の分かれ目になりそうです。宮地は見事な演技を見せ、15.366という高得点を出して種目別優勝。この日の結果だけを見れば大きく離されてしまった感がありますが、ファンとしてはキングの大逆転を期待してしまいます。


1.ブレットシュナイダーBretschneiderHII
2.カッシーナCassinaGII
3.コールマンKolmanEII
4.シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手Stalder Hop 3/2 to MGDIII
5.アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MGDIII
6.ヤマワキYamawakiDII
7.エンドーEndoBIII
8.アドラーひねりJam 1/2DIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.6
E:7.600
Score:14.200

この記事へのコメント

  • おんちっち

    こんにちは。
    あれだけリズムが狂っても、カッシーナとかを
    綺麗に決める内村選手の質の高い体操は健在ですね❗
    アドラー捻りからのゲイロード2もまた見たいです。
    2020年09月23日 06:18
  • Ka.Ki.

    振り戻りからの(実質)演技再開後はきっちり切り替えていたと思います。最後の着地までさすがの実施でした。
    2020年09月23日 21:26
  • かみん

    ブレットシュナイダーに目が行きますが、よくみるとコールマンがとんでもない高さと開きですね。
    2020年10月13日 18:47
  • Ka.Ki.

    コールマンの高さと開きすごいですよね。2013-2016年はアドラーひねりからの連続でやっていたので少々小ぢんまりしていましたが、単発でやっていた2012年以前と比べてもさらに雄大な捌きになっていて、とんでもないと思います。
    2020年10月14日 21:47