名前は付いてないけど本家本元:後方伸身2回宙返り1回ひねり(ゆか)

Originators : Double Back Lay 1/1 on FX


名前は付いてないけど本家本元。以前にゆかの後方伸身2回宙返り後方伸身2回宙返り2回ひねりを取り上げましたが、今回は後方伸身2回宙返り1回ひねりです。

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発表者はセルゲイ・グセフ(旧ソビエト連邦)、発表した大会は1984年ヨーロッパジュニア選手権・リミニ大会とされています(1)。オリンピックや世界選手権の代表経験はない選手ですが、その映像を今も見ることができるのはありがたいことです。すでにかなりの完成度で実施していたことがうかがえます。



個人的に、体操競技の全ての技の中で最も好きな技の一つです。難度はE難度で、1997年にSE難度が設置されるまでは最高難度の技であったと思われます。

今日実施する選手はあまり多くありません。同じE難度の後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりと比べると実施数に大きな違いがあるように見受けられます。とはいえ、どちらかの技の難度を上げたり、下げたりするのも難しい気がします。


女子ではレジェンド、オクサナ・チュソビチナ(ウズベキスタン)が発表したチュソビチナとして有名な技になります。現在もH難度。こちらも男子同様、同じH難度のシリバシュと比べると実施数に違いがあるようです。



参考文献
(1) 森井亮和、渡辺良夫:男子ゆか運動の宙返りに関する技術発達史的研究:1970 年代から1980 年代にかけて, 体育学研究 (2019)

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