Impact of the COVID-19 (Part 5)
新型コロナウイルスの感染拡大により、様々な大会が中止または延期となる一方、新たな日程が発表されるなどの動きが出始めています。6月18日の記事以降の状況について、まとめておきます。
まずは何と言っても世界選手権です。2021年の世界選手権はデンマークのコペンハーゲンで開催されることになっていましたが、デンマーク体操連盟が開催の辞退を発表。新型コロナウイルスの流行による経済的影響とされていますが、東京オリンピックの2ヶ月後という日程になってしまったことの方が大きいのではないでしょうか。FIGは新たな開催地による開催を検討しているようです。
種目別ワールドカップ・ドーハ大会は2021年3月の開催が発表されました。日程を模索していましたが2020年の開催は事実上中止ということになります。
スイスカップは中止。豊田国際も中止が発表されています。11月、12月に開催される大会ですが早々と中止が決定。国際大会の開催はまだまだ難しいようですが、豊田国際は12月10~13日に全日本選手権の開催が決定したことが大きかったと思われます。
その全日本選手権は12月8~14日の日程で高崎アリーナを押さえていることが報じられていましたが、上記日程での開催が決定しています。曜日や本会場練習の日程などをも考えるとやはりこうなるのでしょう。個人総合と種目別が実施されるようです。「見送り」となっていたNHK杯は事実上中止ということになりそうです。
全国高校総体(インターハイ)は8月の開催が中止となっていましたが、10月24~25日の日程で代替大会が開催されることになりました。会場は鯖江市総合体育館です。全日本学生選手権(インカレ)は10月19~23日に開催されることが発表されています。会場は福山市総合体育館で変わりありません。
各大会の状況は以下のとおりです。
● 世界選手権
・世界選手権・コペンハーゲン大会(2021年10月18~24日)⇒開催辞退
● 種目別ワールドカップシリーズ
・バクー大会(3月12~15日)⇒決勝中止
・ドーハ大会(3月18~21日、6月3~6日に延期)⇒中止
● 個人総合ワールドカップシリーズ
・シュトゥットガルト大会(3月22日)⇒中止
・バーミンガム大会(3月28日)⇒中止
・東京大会(4月5日)⇒中止
● ワールドチャレンジカップ
・ヴァルナ大会(5月14~17日)⇒延期
・カイロ大会(6月5〜8日)⇒延期
・コペル大会(6月11~14日)⇒中止
・オシエク大会(6月18~21日)⇒延期
・メルスィン大会(6月26~28日)⇒中止
● 大陸選手権
・アフリカ選手権・プレトリア大会(4月1~5日)⇒延期
・オセアニア選手権・タウランガ大会(4月16~18日)⇒中止
・ヨーロッパ選手権・パリ大会(女子4月30日~5月3日)⇒バクーで12月17~20日に開催
・ヨーロッパ選手権・バクー大会(男子5月27~31日)⇒12月9~13日に開催
・アジア選手権・東京大会(5月2~5日)⇒中止
・パンアメリカン選手権・ユタバレー大会(5月7~10日)⇒延期
● その他の国際大会
・DTBポカール・チームチャレンジ(3月20~22日)⇒中止
・ウクライナインターナショナルカップ(3月28~29日)⇒9月26~27日に開催
・パシフィックリム選手権・タウランガ大会(4月17~19日)⇒中止
・スイスカップ(11月8日)⇒中止
・豊田国際(12月5〜6日)⇒中止
● 海外の国内大会
・ロシア選手権(女子3月22~27日、男子4月15~22日)⇒中止
・全英選手権(4月16~19日)⇒中止
・全米選手権(6月4~7日)⇒2021年まで延期
・ロシアカップ(6月27日~7月3日)⇒11~12月に延期を検討中
● 日本の国内大会
・内村航平カップ(3月18日)⇒中止
・全国高校選抜(3月22日)⇒中止
・全日本選手権(4月17~19日)⇒12月10~13日に開催
・NHK杯(5月29~31日)⇒中止
・全日本種目別選手権(6月6~7日)⇒12月10~13日に開催
・全国高校総体(8月20~22日)⇒10月24~25日に代替大会が開催
・全日本学生選手権(8月20~22日)⇒10月19~23日に開催
・全日本ジュニア選手権(9月20~22日)⇒中止
・全日本シニア選手権(9月20~22日)⇒開催
・全日本団体選手権(11月7~8日)⇒中止
2021年世界選手権の開催辞退など大きな影響が続いています。新たな日程で開催が決定した大会が予定どおり行われることを祈ってやみません。
この記事へのコメント