新型コロナウイルスの影響について(その4)

Impact of the COVID-19 (Part 4)


新型コロナウイルスの感染拡大により、様々な大会が中止または延期となっていますが、新たな日程が発表されるなどの動きが徐々に出始めています。5月28日の記事以降の状況について、まとめておきます。


ヨーロッパ選手権は、男子が12月9~13日、女子が12月17~20日という日程で、ともにアゼルバイジャンのバクーで開催されることになりました。開催地は男子はそのままですが、女子はパリからバクーに変更されるということになりました。

日本体操協会は、11月に開催予定だった全日本団体選手権を中止。一方で全日本選手権を12月8~14日の期間内に開催するとしています。開催地は高崎アリーナ。個人戦の大会となるようですが、個人総合、種目別などの試合形式は未定です。12月5〜6日の日程で予定が組まれている豊田国際はどうなるのでしょうか。

全日本シニア選手権は予定どおり9月20~22日の日程で開催される予定であることが発表されています。一方、同日程の全日本ジュニア選手権は中止となっています。

各大会の状況は以下のとおりです。

● 種目別ワールドカップシリーズ
・バクー大会(3月12~15日)⇒決勝中止
・ドーハ大会(3月18~21日、6月3~6日に延期)⇒さらに延期

● 個人総合ワールドカップシリーズ
・シュトゥットガルト大会(3月22日)⇒中止
・バーミンガム大会(3月28日)⇒中止
・東京大会(4月5日)⇒中止

● ワールドチャレンジカップ
・ヴァルナ大会(5月14~17日)⇒延期
・カイロ大会(6月5〜8日)⇒延期
・コペル大会(6月11~14日)⇒中止
・オシエク大会(6月18~21日)⇒延期
・メルスィン大会(6月26~28日)⇒中止

● 大陸選手権
・アフリカ選手権・プレトリア大会(4月1~5日)⇒延期
・オセアニア選手権・タウランガ大会(4月16~18日)⇒中止
・ヨーロッパ選手権・パリ大会(女子4月30日~5月3日)⇒バクーで12月17~20日に開催
・ヨーロッパ選手権・バクー大会(男子5月27~31日)⇒12月9~13日に開催
・アジア選手権・東京大会(5月2~5日)⇒中止
・パンアメリカン選手権・ユタバレー大会(5月7~10日)⇒延期

● その他の国際大会
・DTBポカール・チームチャレンジ(3月20~22日)⇒中止
・ウクライナインターナショナルカップ(3月28~29日)⇒延期
・パシフィックリム選手権・タウランガ大会(4月17~19日)⇒中止

● 海外の国内大会
・ロシア選手権(女子3月22~27日、男子4月15~22日)⇒中止
・全英選手権(4月16~19日)⇒中止
・全米選手権(6月4~7日)⇒2021年まで延期
・ロシアカップ(6月27日~7月3日)⇒11~12月に延期を検討中

● 日本の国内大会
・内村航平カップ(3月18日)⇒中止
・全国高校選抜(3月22日)⇒中止
・全日本選手権(4月17~19日)⇒12月8~14日の期間内に開催
・NHK杯(5月29~31日)⇒見送り
・全日本種目別選手権(6月6~7日)⇒12月8~14日の期間内に開催
・全国高校総体(8月20~22日)⇒中止
・全日本学生選手権(8月20~22日)⇒10月に延期を検討
・全日本ジュニア選手権(9月20~22日)⇒中止
・全日本シニア選手権(9月20~22日)⇒開催
・全日本団体選手権(11月7~8日)⇒中止


なおFIGは、東京オリンピックに出場できる選手の年齢制限を、男子は2003年12月31日、女子は2005年12月31日までに生まれていること、に変更しました。新たなチャンスも生まれているようです。

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