新型コロナウイルスの影響について(その3)

Impact of the COVID-19 (Part 3)


新型コロナウイルスの感染拡大により、東京オリンピックを始めとした様々な大会が中止または延期となるといった影響が出ています。5月7日の記事以降の状況について、あまり変化がないのですがまとめておきます。


全米選手権は延期と発表されていましたが、アメリカはこのほど全ての主要な大会を2021年まで延期すると発表しました。2020年中の開催はなくなり、事実上の中止と言っていいでしょう。

全国高校総体(インターハイ)が中止になり、同じ8月開催の全日本学生選手権(インカレ)の去就が注目されていましたが、こちらは現在のところ「10月に延期する方向で検討」しているそうです。

また、かなり先の話ではありますが、2021年に予定されていた世界ジュニア選手権の中止が決定しています。2019年に第1回が開催されたばかりの新しい大会。第2回は2023年になるようです。

各大会の状況は以下のとおりです。

● 種目別ワールドカップシリーズ
・バクー大会(3月12~15日)⇒決勝中止
・ドーハ大会(3月18~21日、6月3~6日に延期)⇒さらに延期

● 個人総合ワールドカップシリーズ
・シュトゥットガルト大会(3月22日)⇒中止
・バーミンガム大会(3月28日)⇒中止
・東京大会(4月5日)⇒中止

● ワールドチャレンジカップ
・ヴァルナ大会(5月14~17日)⇒延期
・カイロ大会(6月5〜8日)⇒延期
・コペル大会(6月11~14日)⇒中止
・オシエク大会(6月18~21日)⇒延期
・メルスィン大会(6月26~28日)⇒中止

● 大陸選手権
・アフリカ選手権・プレトリア大会(4月1~5日)⇒延期
・オセアニア選手権・タウランガ大会(4月16~18日)⇒中止
・ヨーロッパ選手権・パリ大会(女子4月30日~5月3日)⇒パリでの開催は中止。開催地を検討中
・ヨーロッパ選手権・バクー大会(男子5月27~31日)⇒秋の開催を検討中
・アジア選手権・東京大会(5月2~5日)⇒中止
・パンアメリカン選手権・ユタバレー大会(5月7~10日)⇒延期

● その他の国際大会
・DTBポカール・チームチャレンジ(3月20~22日)⇒中止
・ウクライナインターナショナルカップ(3月28~29日)⇒延期
・パシフィックリム選手権・タウランガ大会(4月17~19日)⇒中止

● 海外の国内大会
・ロシア選手権(女子3月22~27日、男子4月15~22日)⇒中止
・全英選手権(4月16~19日)⇒中止
・全米選手権(6月4~7日)⇒2021年まで延期
・ロシアカップ(6月27日~7月3日)⇒11~12月に延期を検討中

● 日本の国内大会
・内村航平カップ(3月18日)⇒中止
・全国高校選抜(3月22日)⇒中止
・全日本選手権(4月17~19日)⇒見送り
・NHK杯(5月29~31日)⇒見送り
・全日本種目別選手権(6月6~7日)⇒見送り
・全国高校総体(8月20~22日)⇒中止
・全日本学生選手権(8月20~22日)⇒10月に延期を検討


東京オリンピック自体は「2021年の開催可否は10月ごろに評価される」「2021年に開催されなければ中止」といった見解がIOCのトーマス・バッハ会長やジョン・コーツ副会長らによって示されているようです。日本では緊急事態宣言が全国的に解除されましたが、今後どうなっていくのか全く先は見通せません。

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