新型コロナウイルスの影響について(その2)

Impact of the COVID-19 (Part 2)


新型コロナウイルスの感染拡大により、東京オリンピックを始めとした様々な大会が中止または延期となるといった影響が出ています。3月19日の記事以降の状況をまとめておきます。


当初3月に予定されていた種目別ワールドカップシリーズのドーハ大会は6月に延期されていましたが、さらに延期となっており開催時期は未定です。

ワールドチャレンジカップの各大会も6月末まで全て中止または延期。10月に予定されているソンバトヘイ大会はさすがにまだ発表がないようです。

大陸選手権ではオセアニア選手権が延期されていましたが中止になったようです。久しぶりに男女別々の開催地となっていたヨーロッパ選手権はいずれも下半期の開催を検討中と報じられていましたが、女子のパリ大会は開催を断念。別の開催地を検討中とのことです。男子のバクー大会は開催するつもりのようで時期を検討中となっています。東京・有明体操競技場で開催予定だったアジア選手権は中止。パンアメリカン選手権は延期となっています。

その他の国際大会や海外の国内大会は主だったものを以下に記しました。日本の国内大会は以前にも書いたとおり6月末までの大会の見送りが発表されていましたが、先日には8月の全国高校総体(インターハイ)の中止が発表され、関係者に衝撃を与えています。

● 種目別ワールドカップシリーズ
・バクー大会(3月12~15日)⇒決勝中止
・ドーハ大会(3月18~21日、6月3~6日に延期)⇒さらに延期

● 個人総合ワールドカップシリーズ
・シュトゥットガルト大会(3月22日)⇒中止
・バーミンガム大会(3月28日)⇒中止
・東京大会(4月5日)⇒中止

● ワールドチャレンジカップ
・ヴァルナ大会(5月14~17日)⇒延期
・カイロ大会(6月5〜8日)⇒延期
・コペル大会(6月11~14日)⇒中止
・オシエク大会(6月18~21日)⇒延期
・メルスィン大会(6月26~28日)⇒中止

● 大陸選手権
・アフリカ選手権・プレトリア大会(4月1~5日)⇒延期
・オセアニア選手権・タウランガ大会(4月16~18日)⇒中止
・ヨーロッパ選手権・パリ大会(女子4月30日~5月3日)⇒パリでの開催は中止。開催地を検討中
・ヨーロッパ選手権・バクー大会(男子5月27~31日)⇒秋の開催を検討中
・アジア選手権・東京大会(5月2~5日)⇒中止
・パンアメリカン選手権・ユタバレー大会(5月7~10日)⇒延期

● その他の国際大会
・DTBポカール・チームチャレンジ(3月20~22日)⇒中止
・ウクライナインターナショナルカップ(3月28~29日)⇒延期
・パシフィックリム選手権・タウランガ大会(4月17~19日)⇒中止

● 海外の国内大会
・ロシア選手権(女子3月22~27日、男子4月15~22日)⇒中止
・全英選手権(4月16~19日)⇒中止
・全米選手権(6月4~7日)⇒延期
・ロシアカップ(6月27日~7月3日)⇒11~12月に延期を検討中

● 日本の国内大会
・内村航平カップ(3月18日)⇒中止
・全国高校選抜(3月22日)⇒中止
・全日本選手権(4月17~19日)⇒見送り
・NHK杯(5月29~31日)⇒見送り
・全日本種目別選手権(6月6~7日)⇒見送り
・全国高校総体(8月20~22日)⇒中止


FIG公式サイトや各主催者の公式サイトを参考に中止だ延期だと書いてはいますが、あまり意味はないと思っていいでしょう。日本体操協会の「見送り」は中止か延期か状況次第といったところだと思いますが、他の大会の「延期」も同じようなものだと思います。

いずれにせよ6月末まで国内外の大会は開催されません。また、7~8月はオリンピックが予定されていたため元々大会の予定がありません。大会については当分の間、現在のような状況が続くことになりそうです。

この記事へのコメント