ケイハの6技

Keikha's 6 Elements on PH


サイードレザ・ケイハ(イラン)はあん馬で自身の名が付いた技を6つ持ちます。これはゆかと跳馬で合わせて6つの技を持つ白井健三と並んで最多。どんな技なのかは当ブログでもこれまで記事にしていますが、ここで6技をまとめて見ていきたいと思います。


ケイハ 両把手を挟んで横向き旋回1回ひねり(F)



ケイハ2 両把手を挟んで横向き旋回ひねり(C)



ケイハ3 両把手を挟んで上向き転向(D)



ケイハ4 両把手を越えて縦向き後ろ移動ひねり(5-1)(E)



ケイハ5 馬端外向き縦向き支持から両把手を越えて縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)(F)



ケイハ6 馬端中向き縦向き支持から両把手を越えて上向き転向(D)




見てのとおり、両把手を挟んでの横向き旋回から始まる技、両把手を越えて縦向き旋回を行う技を得意としています。横向き、縦向きの違いだけで同様の構造となるケイハとケイハ5、ケイハ3とケイハ6はそれぞれ同一枠の扱いとなっており、6つの技を持っていると言っても一つの演技で使える技は実質4技ということになります。

短期間にいくつもの技を発表したこともあってか、既存の技との関係性に矛盾も生じています。ケイハ3とケイハ6はグループIIの同一枠の技ですが、対称的な構造を持つピネーロ(両把手を挟んで下向き転向)とアブ・アル・サウド(馬端外向き支持から両把手を越えて下向き転向)はそれぞれグループII、グループIIIの技となっています。

1/2シュピンデルのケイハ4はE難度で、フルシュピンデルのケイハ5がF難度というのも理解しがたいところ。横向き旋回であれば、ケイハ2がC難度、ケイハがF難度ですが、縦向き旋回になると1/2シュピンデルでもE難度ということになっています。一方でケイハ4は、E難度のニン・レイエス2(両把手を越えて縦向き3/3前移動直ちに1/2ひねり)と対称的な構造を持ち、この観点からは妥当な難度と言うこともできます。

このような矛盾は技の発展、複雑化によりどうしても顕かになってしまうものでしょう。しかし、それを放置していいかというとそれはまた別問題です。次の採点規則ではこれらの問題が少しでも解消されるであろうことを望むものです。

この記事へのコメント

  • マイコ

    ことごとく同意です。
    ケイハ系スキルの疑問については2点!

    ケイハ5の難度F→G or H(ケイハと同一枠は妥当、ただし別難度とすべき)
    ケイハ6のグループ Ⅱ→Ⅲ(ケイハ3と同一枠は矛盾)

    初期設定で間違えるのは良いですが
    このまま放置するのはFIGの怠慢としか思えません、、、
    2020年02月07日 12:43
  • Ka.Ki.

    なるほど。ケイハはF難度で、ケイハ5のみ難度を上げるということですかね。ケイハ6はやはり下向き転向系と何らか合わせる必要があるでしょうね。FIGも間違えているわけではないと思うのですが、このままはやっぱりよくないですよね。
    2020年02月07日 21:26
  • りんごくん

    いつも楽しく拝見させていただきます。
    初めてコメントさせていただきます。

    審判をする機会があるのですが高校生も取り入れる技になりました。
    この6つのケイハを見分けるコツなどあれば教えていただきたいと思います。なにかいい見分け方ありますかね・・・?
    2020年02月10日 13:01
  • Ka.Ki.

    いつもご覧いただきありがとうございます。

    私は審判ではないので瞬時に見分ける方法は分からないですが、1~3は両ポメルを挟んだ横向き旋回から入るので見分けるのはそれほど難しくはないような気がします。4~6も含め結局は憶えるしかないかもしれませんが。しかし、高校生でもやってくるんですね。
    2020年02月12日 20:47
  • りんごくん

    返答ありがとうございました。
    開脚旋回のおかげで技のヴァリエーションが増えて面白いと感じております。
    参考にしながら審判業務をがんばります!
    ありがとうございました!
    2020年02月14日 07:41