ウ・グォニアンの4形態

4 Types of Wu Guonian on PH


あん馬のウ・グォニアンは「ロシアン720°(以上)転向移動(3/3部分)」という技で、ロシアン転向で2周以上回りながら馬端からもう一方の馬端に移動するという転向移動技です。

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採点規則の図では馬端中向き支持の姿勢から始まり、ポメルを使って移動していますが、規則上そのような定めはありません。規則で定められているのは「片手または両手の支持があん部馬背に達するまでに360°の転向を完了していなければならない」ということだけです。

よって、選手によりいろいろな捌きが見られます。大別すると馬端中向き支持から始まるものと馬端外向き支持から始まるもの、ポメルを使う捌き使わない捌きがあり、掛け合わせると4つのウ・グォニアンが存在することになります。それぞれの捌きを見ていきましょう。

馬端中向き支持からポメル不使用 From Front Support, No Used Pommels


おそらくは最も一般的な捌き方。動画は我らが内村航平です。マックス・ウィットロック(イギリス)やリース・マクレナガン(アイルランド)といったスペシャリストもこの捌きで実施しています。


馬端中向き支持からポメル使用 From Front Support, Used Pommels


比較的レアな捌き方だと思います。動画はダニエル・コラル(メキシコ)ですが、最近はウ・グォニアン自体を実施していないようです。他にドナサン・ベイリー(アメリカ)などがこの捌きで実施しています。


馬端外向き支持からポメル不使用 From Back Support, No Used Pommels


最もレアな捌き方でしょう。馬端外向き支持からの実施は以前のNewsletterでリバース・ウ・グォニアンと表現されたこともあります。動画はマイケル・パラダイス(アメリカ)。アメリカの選手がロス(D)を実施するときによく見られる下向き逆移動から入るような捌きです。


馬端外向き支持からポメル使用 From Back Support, Used Pommels


トリッキーなように思えますが、意外と使い手の多い捌き方です。動画はダヴィド・ベルヤフスキー(ロシア)。ロシア勢の他、ハルチュム・メルディニャン(アルメニア)やサソ・ベルトンチェリ(スロベニア)らがこの捌きで実施します。



これだけ捌き方が異なっても同じ技として扱われているというのは珍しい事例かもしれません。もちろん、技としてこれらを区別する必要はないでしょうし、すべきではないとも思います。何を言いたいのかよく分からない記事になってしまいましたが、とりあえず、いずれもE難度のウ・グォニアンであることを知っていれば、見る側としても混乱しないのではと思い記事にした次第です。

この記事へのコメント

  • ユーマォ

    さばきの違いで、前後の技とかも傾向があったりすると面白いですよね。
    しかし、ポメルを使うかどうかの違いはあまり気付きませんでした。
    2019年11月18日 10:41