2019年世界選手権:ゆかの演技

2019 Worlds Stuttgart (GER) EF FX


2019年世界選手権・シュトゥットガルト大会:種目別ゆかの演技です。

YULO Carlos Edriel (PHI)


1.後方伸身2回宙返り1回ひねりDouble Back Lay 1/1EIII
2.前方屈身2回宙返りひねりDouble Front Pk 1/2FII
3.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
4.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.2)
5.後方伸身宙返り7/2ひねりBack Lay 7/2EIII
~前方伸身宙返りひねり+ Front Lay 1/2BII(CV:0.1)
6.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
7.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
8.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
9.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.5
E:8.800
Score:15.300

新たに伸身月面を取り入れ、2018年世界選手権の演技に単純に付け加えてきた。Dスコアは0.3アップの6.5。着地もまとめて高得点をたたき出す。


DOLGOPYAT Artem (ISR)


1.サパタDouble Front 3/2GII
2.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
3.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.1)
4.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
5.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
6.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.2)
7.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
8.~前方伸身宙返り3/2ひねり+ Front Lay 3/2CII
9.フェドルチェンコFedorchenkoCI
10.後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙返りひねりArabian Double 1/2DIII

D:6.4
E:8.800
Score:15.200

2019年に入ってからはほぼこの構成で通している。実施も良好で着地をよく止める。


肖若騰 XIAO Ruoteng (CHN)


1.前方伸身宙返り5/2ひねりFront Lay 5/2EII
2.後方伸身宙返り7/2ひねりBack Lay 7/2EIII
3.~前方伸身宙返りひねり+ Front Lay 1/2BII(CV:0.1)
4.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
5.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
6.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.2)
7.シュピンデル・ゴゴラーゼ1/1 Spindle to GogoladzeDI
8.ゴゴラーゼGogoladzeCI
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.2
E:8.733
Score:14.933

今大会は予選から個人総合まで全てこの構成を使った。順調に演技を進めていたが、終末技でやや頭が低くなってしまった。


4th DALALOYAN Artur (RUS)


1.前方伸身宙返りFront LayBII
2.~前方屈身2回宙返りひねり+ Double Front Pk 1/2FII(CV:0.1)
3.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
4.~前方屈身2回宙返り+ Double Front PkEII(CV:0.1)
5.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
6.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII
7.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
8.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
9.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
~前方かかえ込み宙返りひねり+ Front 1/2AII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.2
E:8.600
Score:14.800

予選から使ってきた構成をきたものと思われるが、終末技前の後方5/2~前方2回(D)で蹴りが抜けてしまったか、前方かかえ込みひねりとなってしまった。Dスコアが6.2となってしまう。


5th 林超攀 LIN Chaopan (CHN)


1.前方屈身2回宙返りひねりDouble Front Pk 1/2FII
2.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
3.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.2)
4.前方屈身2回宙返りDouble Front PkEII
5.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
6.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.1)
7.フェドルチェンコFedorchenkoCI
8.力十字倒立Press to Japanese HdstBI
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.2
E:8.500
Score:14.700

今大会はこのDスコア6.2の構成を用いてきた。順調に演技を進めたように見えたが、決勝ではやや得点が伸びなかった。強いて言えば、最初の前方屈身ダブルひねりの大きめの1歩、続く後方5/2~前方2回の腰の低さなどで引かれたか。


6th NAGORNYY Nikita (RUS)


1.リューキンTriple BackHIII
2.前方屈身2回宙返りひねりDouble Front Pk 1/2FII
3.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
4.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
5.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
6.~前方伸身宙返りひねり+ Front Lay 1/2BII(CV:0.1)
7.~後方かかえ込み宙返り1回ひねり+ Back 1/1AIII
8.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
9.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
10.後方かかえ込み2回宙返り1回ひねりDouble Back 1/1DIII

D:6.2
E:8.266
Pen:0.3
Score:14.166

リューキンが両足ラインオーバー。中盤の3連続も思いどおりに決まらなかった。Dスコア、Eスコアともに下げてしまう。


7th KIM Hansol (KOR)


1.後方伸身宙返り7/2ひねりBack Lay 7/2EIII
2.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.2)
3.前方屈身2回宙返りひねりDouble Front Pk 1/2FII
4.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
5.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.2)
6.前方かかえ込み2回宙返りひねりDouble Front 1/2EII
7.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
8.~前方伸身宙返りひねり+ Front Lay 1/2BII
9.開脚座SplitAI
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.3
E:7.533
Score:13.833

白井健三張りの連続を2本決めてくる。しかし、グループIの開脚座から力十字倒立(C)が決まらず。Dスコア、Eスコアともに大きく下げてしまう。


8th CUNNINGHAM Dominick (GBR)


1.後方伸身2回宙返り2回ひねりDouble Back Lay 2/1FIII
2.前方かかえ込み2回宙返りひねりDouble Front 1/2EII
3.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
4.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.1)
5.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
6.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
7.~前方伸身宙返り3/2ひねり+ Front Lay 3/2CII(CV:0.1)
8.フェドルチェンコFedorchenkoCI
9.正面支持臥から伸腕屈身力倒立Prone Press to HdstBI
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.1
E:7.566
Pen:0.1
Score:13.566

伸身新月面をそつなくまとめてくる。しかし、続く前方ダブルひねりで後ろに弾かれ、手を突いてしまった。



2018年に3位だったユーロが、ワールドカップで何度も優勝を収めているドルゴプヤットをまくって見事な優勝。来日してわずか3年で世界の頂点に立つという快挙を成し遂げました。ロシアのダブルエース、ナゴルニーとダラロヤンはともに予定していた構成を通せず4位と6位に終わっています。

2020年東京オリンピックでは6.5程度のDスコアできっちりと実施をまとめることが必要になってくるでしょう。今回、印象に残ったのはどの選手も着地がしっかりしていたこと。下位になった選手はミスが出た着地もありましたが、全体としてはよくまとめており、動いても0.1という着地に努めていたと思います。日本の選手もこのような着地を心がけてほしいと思います。

この記事へのコメント