サミュエル・ミクラック - 2019年ワールドカップ・東京大会:個人総合の演技

MIKULAK Samuel (USA)
2019 Individual All-Around World Cup Tokyo (JPN)


2019年ワールドカップ・東京大会は谷川航、白井健三の日本勢2人を振り切ってサミュエル・ミクラック(アメリカ)が優勝しました。その演技を見ていきましょう。

#1 ゆか FX


1.前方屈身2回宙返りDouble Front PkEII
2.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
3.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
4.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
5.~前方かかえ込み宙返り1回ひねり+ Front 1/1BII(CV:0.1)
6.シュピンデル・ゴゴラーゼ1/1 Spindle to GogoladzeDI
7.ゴゴラーゼGogoladzeCI
8.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
9.~前方伸身宙返り1回ひねり+ Front Lay 1/1CII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:5.9
E:8.300
Score:14.200

アメリカンカップと同じ構成。安定した実施でいいスタートを切る。


#2 あん馬 PH


1.ミクラックMikulakDI
2.正交差横移動ひねり逆交差入れFront Double Scissor Travel SdwCI
3.横向き旋回CircleAII
4.シュテクリBDSBBII
5.横向き旋回1回ひねりFlair 1/1 SpindleDII
6.トン・フェイTong FeiDIII
7.馬端馬背ロシアン1080°転向Leather Russian 1080DII
8.縦向き前移動(1-2-5)Front Loop Travel 1-2-5DIII
9.シバドSivadoDIII
10.一把手上縦向き旋回倒立450°ひねり3/3移動下りP Loop to Hdst Travel 3/3 450EIV

D:5.5
E:8.700
Score:14.200

ブスナリ(F)を抜いた構成。終末技はしっかりE難度で下りる。両把手を挟んで横向き旋回(B)はこの捌きではやはり取れないのが正しい様子。


#3 つり輪 SR


1.後ろ振り上がり中水平支持Back Uprise to MalteseEIII
2.後ろ振り上がり上水平支持Back Uprise to PlancheDIII
3.十字懸垂CrossBII
4.ヤマワキYamawakiCI
5.後ろ振り上がり十字懸垂Back Uprise to CrossCIII
6.屈身ヤマワキYamawaki PkDI
7.後ろ振り上がり倒立Back Uprise to HdstCI
8.ほん転逆上がり倒立Felge to HdstCI
9.後方車輪倒立経過Back Giant thru HdstBI
10.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下りDouble Back 2/1EIV

D:5.4
E:8.900
Score:14.300

ナカヤマ(D)を使わない抑えめの構成だが、実施は良好で着地も止めて高いEスコアを出す。


#4 跳馬 VT


DEPenScore
ドリッグスKasamatsu Lay 3/25.29.33314.533

跳馬はドリッグス。着地をピタリと止める素晴らしい跳越を見せる。


#5 平行棒 PB


1.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
2.ヒーリーHealyDI
3.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
4.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
5.懸垂前振り後方かかえ込み宙返りひねり腕支持Giant Back Toss 1/2DIII
6.ササキ5/4 Front Strd to HangEI
7.バブサーBhavsarEIII
8.チッペルトTippeltDIII
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.前方かかえ込み2回宙返りひねり下りDouble Front 1/2FIV

D:6.4
E:8.200
Score:14.600

得意種目で良好な実施を見せていたが、終末技でバーに軽く接触。着地はほぼ収めたがEスコアを下げる。


#6 鉄棒 HB


1.カッシーナCassinaGII
2.コールマンKolmanEII
3.伸身トカチェフTkatchev LayDII
4.トカチェフTkatchevCII
5.~リンチ+ LynchDII(CV:0.1)
6.ツォウ・リミンZou LiminCI
7.アドラーひねりJam 1/2DIII
8.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
9.シュタルダーStalderBIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:6.1
E:8.666
Score:14.766

従来構成をしっかり通し、着地も収めて有終の美を飾る。

Total Score:86.599 (Total D:34.5)
Rank:1st



全種目14点台を揃えての見事な優勝。特につり輪、跳馬での高得点が効きました。2種目目から最後まで首位をキープしましたが、5種目目を終えた時点では谷川航に0.001差にまで迫られていました。しかし、最後の鉄棒を完璧に決め、再び突き放すようにフィニッシュしてみせました。

合計Dスコアは34.5ながら、安定した実施で86点台に乗せています。あん馬、つり輪では難度を抑えていますが、実施をほとんど落とさずに難度を上げられる選手。さらなる高得点も十分に可能だと思います。

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