2019年ワールドカップ・ドーハ大会:種目別平行棒の演技

2019 Individual Apparatus World Cup Doha (QAT) EF PB


2019年種目別ワールドカップ・ドーハ大会:平行棒の上位選手の演技です。

鄒敬園 ZOU Jingyuan (CHN)


1.マクーツMakutsEI
2.リチャードFront Uprise DiamidovEII
3.後方車輪倒立Back Giant to HdstCIII
4.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
5.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
6.ササキ5/4 Front Strd to HangEI
7.バブサーBhavsarEIII
8.チッペルトTippeltDIII
9.ヒーリーHealyDI
10.前方かかえ込み2回宙返りひねり下りDouble Front 1/2FIV

D:6.6
E:9.100
Score:15.700

ツォラキディス(G)は抜いたDスコア6.6の構成。バブサーで珍しく脚が乱れたが、それ以外は相変わらずの完璧ぶり。着地も体勢はやや揺れたが止めてみせた。


POLIASHOV Vladislav (RUS)


1.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
2.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
3.ピアスキーBack Giant to 1 Rail HdstDIII
4.単棒ヒーリー1 Rail HealyEI
5.ヒーリーHealyDI
6.チッペルトTippeltDIII
7.バブサーBhavsarEIII
8.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
9.前方開脚5/4宙返り腕支持5/4 Front StrdDI
10.前方かかえ込み2回宙返りひねり下りDouble Front 1/2FIV

D:6.5
E:8.566
Score:15.066

優勝したバクー大会と同じ構成。着地も止める。


MORGANS Mitchell (AUS)


1.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
2.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
3.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
4.車輪ディアミドフGiant DiamidovDIII
5.ピアスキーBack Giant to 1 Rail HdstDIII
6.単棒ヒーリー1 Rail HealyEI
7.ヒーリーHealyDI
8.ディアミドフDiamidovCI
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.後方屈身2回宙返り下りDouble Back PkDIV

D:6.0
E:8.566
Score:14.566

地元となるメルボルン大会ではなかなか上位に入れなかったが、ここにきて安定した実施で3位に食い込んだ。


暫定ランキング Standing
2018/20192019/2020
GERAUSAZEQATGERAUSAZEQATT
1.ARICAN Ferhat (TUR)2020251465
2.尤浩 YOU Hao (CHN)63020-56
3.POLIASHOV Vladislav (RUS)--302555
4.LIKHOVITSKIY Andrey (BLR)14-161646
5.MORGANS Mitchell (AUS)-18-2038
6.ONDER Ahmet (TUR)725--32
15.荒屋敷響貴 (JPN)-16--16
20.長谷川智将 (JPN)-10--10
30.杉本海誉斗 (JPN)--6-6



鄒敬園は中国の2018年世界選手権団体メンバーだったのでランキングの対象外。よって、実質的にはポリアショフが2大会連続優勝に相当するポイントを持っていることになるはずです。3大会連続表彰台のアリカンは落下で6位。ポイントを伸ばせませんでした。

この記事へのコメント

  • 伸身ローチェ

    >鄒敬園は中国の2018年世界選手権団体メンバーだったのでランキングの対象外。
     これは……オリンピックの出場権を争う大会という点では問題なのでは?
     鄒敬園選手がいる大会で活躍すると不利で(金メダルは相当厳しくなる)、いない大会で活躍すると有利、ということになりかねないですよね。実際ポリアショフ選手は5ポイント稼ぎが減ったようなものなので。
     なにかこれ(ランキング対象外の選手の順位によるポイントの変化)に関する得点の調整とかってあるんでしょうか?
    2019年03月30日 00:48
  • Ka.Ki.

    FIGの種目別ワールドカップシリーズの要項を見ると「ランキングリストは全大会終了後に確定される、2018年または2019年世界選手権でオリンピックの団体出場資格を得たチームのメンバーだった選手はリストから除外され、ポイントは次の選手に割り当てられる」というようなことが書いてあります。よって最終的には再集計がなされる可能性があります。この規定に基づき、すでに独自の集計を掲載しているサイトも存在します。

    ただ、FIG公式サイトが現時点でこのようなランキングになっているので、当ブログでは当面これに準じることにします。2019年世界選手権が終わると出場選手がかなりが決まってくるため、そのときにFIG公式がそのままだったらちょっと考える必要が出てくると思っています。
    2019年03月31日 22:30