2018年豊田国際(2日目)レポート

2018 Toyota International (Day 2) Report


2018年豊田国際2日目のレポートです。

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#4 跳馬 VT

尻もちや転倒など着地のミスが相次いだ。シン・ジェワンも1本目のロペスで尻もち、2本目で2回ひねりを決めての優勝。ユーロは1本目でロペスを見事に決めるが、こちらは2本目のローチェで尻もちを突いてしまった。

谷川航はブラニク(D:5.6)で尻もち、ロペスで転倒とともに決められず。ニキータ・ナゴルニー(ロシア)は1本目のドラグレスク(D:5.6)で転倒、コートニー・タロック(イギリス)も2本ともに大過失があった。

DEPenScoreTotal
SHIN Jea-Hwan (KOR)5.68.17513.77514.200
5.29.42514.625
YULO Carlos Edriel (PHI)5.69.10014.70013.937
5.27.97513.175
REMUTA Felix (GER)5.28.50013.70013.875
5.28.9500.114.050



#5 平行棒 PB

最終演技者の萱が本来構成をしっかり通して優勝。谷川翔もいい実施を見せたが最後に萱にまくられた。ユーロが高いEスコアを出しなんと同点2位に。急速な成長を見せている。

ナゴルニーは得意種目でもミスが出てしまった。シャルロ(E)が苦しい実施になり、続く単棒ヒーリー(E)でダブルスイングを伴う。全体的に得点が出るのに時間がかかっていた印象。

DEPenScore
萱和磨 KAYA Kazuma (JPN)6.38.25014.550
YULO Carlos Edriel (PHI)5.78.70014.400
谷川翔 TANIGAWA Kakeru (JPN)6.08.40014.400



#6 鉄棒 HB

ナゴルニーが5つの手放し技をしっかり決めて優勝。今大会全種目に出場、2日目はここまでミスもあったが有終の美を飾った。モーガンズはコバチ系の手放し技4つを決める。萱がコールマン(E)を入れたDスコア5.9を通して3位に食い込んだ。

白井がなんとカッシーナ(G)に挑戦。惜しくも落下したがその心意気や良し。もう少しで掴めたのではという印象で今後に期待が持てる。オープン参加の長谷川智将はカッシーナを掴むがコールマンで落下。伸身は決まるがかかえ込みは決まらないというところに難しさを感じる。ウラジスラフ・ポリアショフ(ロシア)が最近珍しいマルケロフ(C)を実施していた。

DEPenScore
NAGORNYY Nikita (RUS)5.88.47514.275
MORGANS Mitchell (AUS)6.08.00014.000
萱和磨 KAYA Kazuma (JPN)5.97.85013.750



全演技終了後には、この12月に結婚するというナゴルニーとダリア・スピリドノワへのインタビューが。祝福の花束のプレゼンターは白井と寺本明日香という無茶振りコーナー(笑)でもありました。例年、和みムードの豊田国際ですが、今年は極めつけのラストが待っていました。

この記事へのコメント

  • 伸身ローチェ

    この記事で一番驚いたことは転倒しても金メダルの跳馬ではなくマルケロフが実施されたという鉄棒でした。
    思えば伸身トカチェフとヤマワキではヤマワキのほうが実施が多い気がしていました。コバチ系が得意な選手(内村選手やゾンダーランド選手)もやることがありますし。しかし開脚姿勢であるトカチェフとマルケロフではそのイメージは逆転しトカチェフは割と実施されているがマルケロフは皆無と言っていい状況だったと思います。これはヤマワキがD難度にしてはやりやすい技ということなんでしょうかねぇ。
    2018年12月10日 11:12
  • Ka.Ki.

    トカチェフ系は連続技への発展があるというのが大きいのでしょう。マルケロフは単に忘れられているだけのような気がします。
    2018年12月10日 21:46
  • 伸身ローチェ

    ご返信ありがとうございます。

    >トカチェフ系は連続技への発展があるというのが大きいのでしょう。
    これが不思議だったんです。「リンチorゲイロード2からヤマワキ」はともかく「ヤマワキからトカチェフ」ならあり得るんではないかというと見たことがないような気がします。
    バーを飛び越さない技を含んだ組み合わせを除きますと「後方車輪からバーを越えて2回宙返り」の技同士か「後方車輪からバーを飛び越し」の技同士の組み合わせがほとんどで「コバチからトカチェフ」などは1回くらいしか見たことがないように思えます。
    車輪の加速のタイミングや、コバチが得意、トカチェフが得意という個人の得意分野が組み合わせにももちろんものをいうんでしょうが「ヤマワキからトカチェフ」もその理屈なのか、それにしても少なさすぎるのでは?とか思っていたのでした。
    2018年12月11日 01:28
  • Ka.Ki.

    トカチェフ系とコバチ系では一般的に前段の車輪の形態も異なりますし、その出現数から見ても、同系同士以外の組合せは相当難しいであろうこと、ヤマワキからの組合せも(ご指摘のとおりギンガー系を除けば)また同様であることは、特に不思議に思ったことはありませんでした。

    とはいえまったく見られないわけではなく、かつてブルックス選手がヤマワキ~リンチというとんでもない組合せをやっていましたし(旧サイトで記事にしています)、最近だとゴボー選手がヤマワキ~トカチェフの練習動画をアップしたりしています。
    https://www.instagram.com/p/Bk2ss-uH0_d/
    2018年12月12日 23:43