2018年ワールドチャレンジカップ・ソンバトヘイ大会:種目別ゆかの演技

2018 World Challenge Cup Szombathely (HUN) EF FX


体操ファンの間ではすっかりおなじみになったハンガリーのソンバトヘイ。今年も日本人選手が大いに活躍しました。オレグ・ベルニャイエフ(ウクライナ)の本格的な復帰戦としても注目を集めた2018年ワールドチャレンジカップ・ソンバトヘイ大会の上位選手と日本人選手の演技を見ていきたいと思います。まずはゆかです。

DOLGOPYAT Artem (ISR)


1.サパタDouble Front 3/2GII
2.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
3.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.1)
4.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
5.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
6.~前方伸身宙返り2回ひねり+ Front Lay 2/1DII(CV:0.2)
7.後方伸身宙返り3/2ひねりBack Lay 3/2CIII
8.~前方伸身宙返り3/2ひねり+ Front Lay 3/2CII
9.フェドルチェンコFedorchenkoCI
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.4
E:8.300
Score:14.700

予選ではフル構成のDスコア6.6だったが、圧倒的だったためか決勝では6.4に抑えてきた。これはヨーロッパ選手権と同じ構成になる。安定した着地を見せ、予選よりも高い決定点を出す。


VERNIAIEV Oleg (UKR)


1.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
2.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
3.~前方伸身宙返り1回ひねり+ Front Lay 1/1CII(CV:0.1)
4.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
5.~前方伸身宙返りひねり+ Front Lay 1/2BII(CV:0.1)
6.前方伸身宙返り5/2ひねりFront Lay 5/2EII
7.シュピンデル・ゴゴラーゼ1/1 Spindle to GogoladzeDI
8.力十字倒立Press to Japanese HdstBI
9.フェドルチェンコFedorchenkoCI
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:5.8
E:8.250
Score:14.050

予選でDスコア5.5、決勝も5.8とゆかはかなり難度を抑えている。その分安定した実施を見せた。Eスコアは予選よりも難度を上げた決勝の方が高く調子の良さがうかがえた。


PLATA Joel (ESP)


1.前方伸身宙返り5/2ひねりFront Lay 5/2EII
2.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
3.~前方伸身宙返り3/2ひねり+ Front Lay 3/2CII(CV:0.1)
4.後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりDouble Back 2/1EIII
5.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
6.~前方伸身宙返りひねり+ Front Lay 1/2BII(CV:0.1)
7.フェドルチェンコFedorchenkoCI
8.正面支持臥から伸腕屈身力倒立Prone Press to HdstBI
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方かかえ込み2回宙返り1回ひねりDouble Back 1/1DIII

D:5.7
E:8.200
Score:13.900

スペインの20歳。スピーディーで躍動感のある実施。着地もよく止めている。ひねり技主体の構成と思いきや、終末技に月面を持ってくるところも個性的。


8th 千葉健太 CHIBA Kenta (JPN)


1.前方かかえ込み2回宙返りひねりDouble Front 1/2EII
2.前方伸身宙返り1回ひねりFront Lay 1/1CII
3.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.0)
4.後方伸身宙返り7/2ひねりBack Lay 7/2EIII
5.開脚座から力十字倒立Split Press to Japanese HdstCI
6.伸膝前転脚前挙支持経過倒立Endo Roll Pk to HdstCI
7.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
8.~前方伸身宙返り3/2ひねり+ Front Lay 3/2CII(CV:0.1)
9.後方伸身宙返り2回ひねりBack Lay 2/1CIII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:5.9
E:6.750
Score:12.650

前方1回からの前方5/2で着地が低くなり前に手を突いてしまう。ここで組合せ加点も付かなかったものと思われる。



ドルゴピャットが難度を抑えても圧勝。ベルニャイエフは予選3位からしっかり順位を上げてきました。千葉健太は着地のミスが出て8位。アレクサンダー・シャティロフ(イスラエル)は5位、マリアン・ドラグレスク(ルーマニア)は6位とスペシャリストのベテラン勢も奮いませんでした。

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