2018年ワールドチャレンジカップ・ギマランイス大会:種目別鉄棒の演技

2018 World Challenge Cup Guimaraes (POR) EF HB


2018年ワールドチャレンジカップ・ギマランイス大会:種目別鉄棒の上位選手と日本人選手の演技です。

VECSERNYES David (HUN)

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1.ツォウ・リミンZou LiminCI
2.アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MGDIII
3.アドラーひねりJam 1/2DIII
4.伸身トカチェフTkatchev LayDII
5.コールマンKolmanEII
6.トカチェフTkatchevCII
7.リンチLynchDII
8.ヤマワキYamawakiDII
9.エンドーEndoBIII
10.ヘイデンDouble Back Lay 1/1 over BarDIV

D:5.7
E:8.350
Score:14.050

とび越し系の手放し技を主体とした構成に変わりはないが、以前に使っていたピアッティ(D)やピアッティひねり(E)が見られないのは惜しい。終末技のヘイデンは健在。安定した実施で着地も決める。


LERU Randy (CUB)

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1.ツォウ・リミンZou LiminCI
2.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
3.リューキンLiukinFII
4.モズニクMoznikEII
5.アドラーひねりJam 1/2DIII
6.伸身トカチェフTkatchev LayDII
7.~トカチェフ+ TkatchevCII(CV:0.1)
8.~リンチ+ LynchDII(CV:0.1)
9.エンドー1回ひねり片大逆手Endo 1/1 to MGCIII
10.後方伸身2回宙返り1回ひねり下りDouble Back Lay 1/1DIV

D:6.3
E:7.700
Score:14.000

予選ではリューキン~トカチェフという珍しい連続を見せたが、決勝では回避。伸身トカチェフからの3連続に変えている。Dスコアは0.1ダウン。着地は止めるがEスコアが思ったより伸びなかったか。


CERDA Kevin (MEX)

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1.アドラーひねりJam 1/2DIII
2.コールマンKolmanEII
3.伸身トカチェフTkatchev LayDII
4.リンチLynchDII
5.エンドー1回ひねり片大逆手Endo 1/1 to MGCIII
6.ヤマワキYamawakiDII
7.トカチェフTkatchevCII
8.シュタルダーStalderBIII
9.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:5.7
E:7.950
Score:13.650

コールマンの他、4つのとび越し系の手放し技を入れ演技を通す。


4th 柚木健大朗 YUNOKI Kentaro (JPN)

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1.アドラーひねりJam 1/2DIII
2.コールマンKolmanEII
3.後方浮腰回転後ろ振り出し順手背面懸垂Stoop in to Back TossCIII
4.順手背面車輪Czech GiantDI
5.ケステKosteCIII
6.ヤマワキYamawakiDII
7.エンドー1回ひねり大逆手Endo 1/1 to ElDIII
8.大逆手車輪Giant ElBI
9.大逆手エンドーEndo ElCIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:5.7
E:7.850
Score:13.550

最近流行の順手背面車輪を取り入れている。着地が前に大きく動いてしまった。



Dスコア5.7が5人という団子状態、実施勝負の決勝となりました。優勝したのは長身のスペシャリスト、ベチェルニェス。ただ一人Eスコア8点台を出しました。レルーは頭一つ抜き出たDスコアで予選1位でしたが決勝では0.05差の2位に。柚木も予選2位から順位を落としてしまいました。

この記事へのコメント

  • 伸身ローチェ

    LERU選手は予選ではリューキンから連続技をやったんですか!実施されなさから「カッシーナより大変なのでは?」と思うこともあったリューキン、しかも勢いのついた車輪へつなげるのは難度以上に大変なように見えるのでできる選手はいないと思っていました。
    そしてヘイデンってやっている選手がいたんですね。「終末技のヘイデンは健在」とあるのでつい最近使い始めたわけではないんですね。でもこの実施は屈伸気味な気もしますが……減点はあったんですかねぇ。
    2018年06月23日 23:43
  • 昔、体操少年

    ヘイデンを見て、「ストローマン宙返り1回ひねり」の使い手、北川淳一さんを思い出しました。
    確か鹿屋の教官だったはず、と思いながらYou Tubeで探すと、3年前の九州の大会で還暦間近とは思えないような演技をなさっていてビックリしました。
    ボクが初めて見たのは彼が順大4年のときで、手を離すときにひねりのきっかけをもらいにくくて大変だろうなぁと思ったものでしたっけ…。
    2018年06月24日 18:08
  • Ka.Ki.

    >伸身ローチェさん
    レルー選手の予選の演技はあらためて記事にしたいと思っています。驚きました。

    ベチェルニェス選手のヘイデンは2017年のオシエク大会のときに記事にしました。2016年までは伸身新月面だったので2017年からだと思います。姿勢は相応の減点を受けているでしょうね。
    2018年06月24日 22:36
  • Ka.Ki.

    >昔、体操少年さん
    YouTubeにご自身でアップなさっていますね。
    2018年06月24日 22:49
  • 太一

    昔、体操少年さん、
    北川選手は国内で「ストローマン宙返り2回ひねり」を披露したこともありましたね。

    また、78バンコクアジア大会では種目別3冠(V,PB,HB)の大活躍でしたが、平行棒の降りで前方ダブルハーフを行ったと思います。
    多分世界初だったであろうその技に「キタガワ」とつかなかったことが、なぜなんだろうといまだに心の隅にひっかかっています。
    2018年06月25日 20:57