Code of Points Jan 2018
FIG公式サイトにおいて2018年1月18日付でCode of Pointsの改訂版が発行されました。
基本的にはこれまで記事にした
・2017年版採点規則のQ&A(旧サイト)
・FIG ニュースレター #32
・FIG ニュースレター #33
の内容が反映されたものとなっており、2017年3月に発行された日本語版ですでに修正済みの箇所もあります。しかし、それ以外にもしれっと変更されている箇所があるので、気づいた点をまとめておきたいと思います。なお「⇒」以降は私のコメント(戯言)です。
解釈に間違いがあるかもしれません。競技関係者の方は原本を直接確認するか、日本体操協会の公式な情報をお待ちください。
一般条項 General
● 「演技中、コーチが選手に話しかける:D審判によって決定点から0.3減点」を削除(p.9)
● 「公式ウォームアップ時間を守らない:D審判によって決定点から0.3減点」を追加(p.9)
● 「公式ウォームアップ時間を守らない:審判長によってチーム得点から毎回1.0減点」を追加(p.10)
● 7-4条 5.d)「各種目において、難度表に記載されていない開脚の静止技や力技を実施した場合」(p.23)
● 技術的欠点「角度逸脱の減点がある静止技から押し上げ:静止技と同等の減点」に「(最大0.3)」を追加。(p.35)
ゆか FX
● ゆか特有の減点「不安定な着地姿勢:転倒=1.0」を削除。(p.41)
● ゆか特有の減点「終末技が跳躍技ではない、または認められていない技(転など)で終わる」を削除。(p.41)
あん馬 PH
● III-4「1回の旋回で正面横移動(馬端から両把手を越えて逆馬端)」でD難度を得るためには、把手を使用してはならない。(p.57)
⇒ポメルを使った実施がC難度で判定されておりずっと気になっていましたが、やっとすっきりしました。難度表の図も訂正されることが望まれます。
つり輪 SR
● 「ヤマワキやジョナサンで完全な支持
● III-16「ホンマ十字懸垂」が45°を超えて逸脱した場合、難度は認定されない。選手の意図とは異なるため部分的な価値が与えられることもない。(p.79)
● つり輪特有の減点「難度表にない姿勢で2秒以上の静止:小欠点」が"per element"から"each time"に変更。(p.80)
⇒逆懸垂などの姿勢で休むことに対する減点の規定ですが、その都度ではなく2秒ごとにどんどん減点していくということでしょうか。日本語版はすでに「毎回」となっていますが、すでに修正されてこう記載されているのかは分かりません。
● I-7「支持後ろ振り、前に回りながら懸垂」に「(上水平支持、中水平支持から)」を追加。(p.81)
平行棒 PB
● 平行棒特有の減点「公式ウォームアップ時間を守らない(50秒)」はD審判の減点。(p.118)
鉄棒 HB
● 鉄棒特有の減点「2回を超えた片手懸垂技」「2回を超えたアドラー系の技」が削除。(p.142)
⇒特別な繰り返しの原則に基づき難度の高い技からカウントされるため、必ずしも3回目以降の技が不認定になるわけではなく、減点もないということだと思われます。そして、片手懸垂技の回数制限についてはそもそも無くなっていたようです。既存の片手懸垂技の数や難度から特に制限する必要もないということでしょうか。
● 鉄棒特有の減点「エンドー、シュタルダーの開始局面における倒立からの角度逸脱:小欠点または中欠点または大欠点(難度は認定)」(p.142)
● III-57「シュタルダーとび大逆手持ち換え」→削除(p.154)
これ以外にも単純な表記ミスが多く修正されています。あん馬のウルジカ2や跳馬のシライ2が難度表から漏れているのは気になりますが、個人的にはあん馬の正面横移動の難度問題が解決されてホッとしました。
この記事へのコメント
tokubay
>1回の旋回で正面横移動(馬端から両把手を越えて逆馬端)」(III-4)でD難度を得るためには、把手を使用してはならない。
これは萱選手などがよくやっている技がC難度として認定されるということでしょうか?
Ka.Ki.
tokubay
D難度を取るとなると腕がかなり窮屈そうになりますね
Ka.Ki.