New Named Elements (Dec. 2017)
FIG公式サイトで2017年世界選手権・モントリオール大会などで発表された6つの新技に名前が付いたことが公表されました。
あん馬 PH
クルバノフ 発表者:KURBANOV Nariman (KAZ)
・両把手を越えて縦向き後ろ移動
・E難度(グループIII)
・2017年世界選手権・モントリオール大会で発表

当ブログではこちらの記事で演技を紹介しました。図と捌き方が異なりますが、問題なく認定されたようです。
つり輪 SR
ファム2 発表者:PHAM Phuoc Hung (VIE)
・ゆっくりと伸腕伸身で前に回り十字懸垂経過中水平支持(2秒)
・E難度(グループII)
・2017年世界選手権・モントリオール大会で発表

当ブログではこちらの記事で演技を紹介しました。ファム・フオク・フンはすでに「伸腕伸身正面水平懸垂経過上水平支持(2秒)」に名前を付けており、ファム2になりました。FIG公式サイトにはグループIIIとありますが、IIの間違いだと思われます。
平行棒 PB
ギャニオン2 発表者:GAGNON Joel (CAN)
・棒下から後方伸身宙返りひねり腕支持
・D難度(グループIII)
・2017年台北ユニバーシアードで発表

ユニバーシアードでこんな技が発表されていたとは知りませんでした。2016年にかかえ込みを発表して名前が付いていましたが、今度は伸身です。これまた微妙な技ですが、D難度が取れるとなると他にも実施してくる選手が現れるかもしれません。
ムンテアン 発表者:MUNTEAN Andrei Vasile (ROU)
・前振り上がり開脚抜き懸垂
・C難度(グループII)
・2017年世界選手権・モントリオール大会で発表

当ブログではこちらの記事で演技を紹介しました。いわゆる腕支持バブサーです。
鉄棒 HB
コウディノフ 発表者:KOUDINOV Mikhail (NZL)
・ゲイロード1回ひねり
・G難度(グループII)
・2017年ワールドチャレンジカップ・ソンバトヘイ大会で発表

当ブログではこちらの記事で演技を紹介しました。衝撃のゲイロード1回ひねりです。2回落下した後の成功でしたが、無事に名前が付きました。FIG公式サイトではワールドチャレンジカップで発表されたとあります。ソンバトヘイ大会は9月にあった大会ですが、そこで実施されていたとは知りませんでした。
ミヤチ 発表者:宮地秀享 MIYACHI Hidetaka (JPN)
・伸身コバチ2回ひねり
・I難度(グループII)
・2017年世界選手権・モントリオール大会で発表

宮地の伸身ブレットシュナイダーにも名前が付きました。難度は男子体操競技で唯一のI難度。その後の大会でも高い成功率を見せています。
この記事へのコメント