2017年豊田国際(2日目)レポート

2017 Toyota International (Day 1) Report


2017年豊田国際2日目のレポートです。

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#4 跳馬 VT

白井健三はシライ/キム・ヒフンとドリッグス。着ピタこそなかったもののEスコアがそれぞれ9.300と9.400というさすがの安定感を見せた。安里圭亮はリ・セグァンとヨー2でDスコアでは白井を大きく上回ったが、ともに着地が大きく乱れる。2本とも0.3のラインオーバーを伴ってしまった。

ゆかに続き2つ目の3位となったのはジェレミー・バーソロメウス(カナダ)。シューフェルトと伸身カサマツをまとめた。オープン参加の佐藤巧はこの種目でも表彰台に相当する14.487を出した。

DEPenScoreTotal
白井健三 SHIRAI Kenzo (JPN)5.69.30014.90014.750
5.29.40014.600
安里圭亮 ASATO Keisuke (JPN)6.08.4750.314.17513.812
5.68.1500.313.450
BERTHOLOMEUSZ Jeremy (CAN)5.29.05014.25013.625
4.09.00013.000



#5 平行棒 PB

谷川航がDスコア6.0の構成をよくまとめて優勝。特に終末技の前方ダブルひねり(F)の出来は素晴らしく、着地もピタリと決めた。白井健三は新たに棒下ひねり倒立(E)を取り入れDスコアを6.2としてきたが、その技で惜しくもひじが曲がってしまった。

3位はエヴァン・クルス(カナダ)。外国人選手は着地の大過失が目立ったものの、日本人が表彰台を独占する中、今大会のカナダ勢の健闘は目を引いた。

DEPenScore
谷川航 TANIGAWA Wataru (JPN)6.08.75014.750
白井健三 SHIRAI Kenzo (JPN) 6.27.80014.000
CRUZ Evan (CAN)5.47.77513.175



#6 鉄棒 HB

宮地秀享が伸身ブレットシュナイダー(I)を見事に決める! このところ落下が相次いだブレットシュナイダー(H)を抜く安全策でDスコアは6.0とするが着地まで演技を通した。一反はDスコア6.7が表示されるが、その後正しいスコアに訂正された。

その宮地に肉薄したのが白井健三。屈身コバチ(E)を入れたDスコア5.9で僅差にまで迫ってみせた。外国人選手は鉄棒でもミスが相次いだ。着地で尻もちを突いてしまったがフィリップ・ヘルデル(ドイツ)が3位に入った。

DEPenScore
宮地秀享 MIYACHI Hidetaka (JPN)6.08.20014.200
白井健三 SHIRAI Kenzo (JPN)5.98.22514.125
HERDER Philipp (GER)5.36.60011.900

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