マンリケ・ラルドゥエ - 2017年メキシコオープン:平行棒の演技

LARDUET Manrique (CUB)
2017 Mexican Open Mexico City (MEX) AA PB


2017年メキシコオープン、マンリケ・ラルドゥエ(キューバ)は4種目のみ演技して2位となりました。その中から平行棒の演技を見ておきます。

マクーツ(E)を抜き、以前に入れていた車輪を使っていますが、ただ難度を抑えただけの構成ではありません。なんと最後に自身の名が付いたラルドゥエ(前方かかえ込み2回宙返り1回ひねり下り)で下りてきました。持ち前の宙返りの高さで余裕を持ってひねり切る完成度の高い実施を見せました。

この技を行うのは2016年ワールドチャレンジカップ・オシエク大会で発表して以来でしょうか。名前が付いたきり一向に実施されないオリジナル技も少なくない中で、こうやって再び実戦に投入してくれたのは喜ばしい限り。これからも積極的に実施してほしいと思います。


1.後ろ振り上がり前方屈身宙返り支持Back Uprise Front Pk to SupDII
2.棒下宙返り倒立Basket to HdstDIII
3.棒下宙返りひねり倒立Basket 1/2 to HdstEIII
4.後方車輪倒立Back Giant to HdstCIII
5.前方開脚5/4宙返り腕支持5/4 Front StrdDI
6.ヒーリーHealyDI
7.バブサーBhavsarEIII
8.チッペルトTippeltDIII
9.前振りひねり倒立Stützkehr to HdstCI
10.ラルドゥエDouble Front 1/1GIV

D:6.3
E:8.600
Score:14.900

DスコアとEスコアの内訳が判っていません。よってDスコアは手元の計算による非公式、Eスコアは決定点からの逆算となっています。ご注意ください。

この記事へのコメント

  • egg

    こんにちは。
    よく拝見させていただいております。
    ちなみに10点満点制度が開始されたのはいつごろからなのでしょうか?
    近代オリンピック初期から10点満点からの減点方式で行われていたのでしょうか。
    知っていたら教えていただけると幸いです!
    2017年12月06日 12:19
  • Ka.Ki.

    体操は1896年の第1回近代オリンピックからの競技ですが、当時はアスレティック種目や集団演技も行われており、よく分かりません。最初の採点規則は1949年版とされており、少なくともこのときには10点満点制であったようです。
    2017年12月07日 23:08