2017年世界選手権:種目別跳馬の演技

2017 Worlds Montreal (CAN) EF VT


2017年世界選手権・モントリオール大会:種目別跳馬の演技です。



白井健三 SHIRAI Kenzo (JPN)

DEPenScore
1.シライ/キム・ヒフンYurchenko Lay 3/15.69.60015.200
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/25.29.40014.600
Total:14.900

動画は10:00から、またはこちらから。1本目、シライ2も視野に入れていたようだが、本番では回避。シライ/キム・ヒフンで見事な跳越を見せる。着ピタではなくわずかに跳ねたがEスコアはなんと9.600が出た。2本目のドリッグスも前に跳ねたがいい実施で9.400。素晴らしい2本を揃える。


RADIVILOV Igor (UKR)

DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/25.69.43315.033
2.ル・ユーフTsukahara Double Pk5.69.16614.766
Total:14.899

動画は24:53から、またはこちらから。1本目、ドラグレスクを着ピタで決める。脚の開きは気になるが、体の開きは余裕があり素晴らしい。2本目のル・ユーフも難しい着地を片足1歩で収める。こちらは脚もしっかり閉じられている。


KIM Hansol (KOR)

DEPenScore
1.ヨー2Hdsp Front Lay 5/25.69.36614.966
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/25.29.36614.566
Total:14.766

動画は32:40から、またはこちらから。ヨー2、ドリッグスともに見事な跳越を見せ、Eスコアはどちらも9.366。


4th DRAGULESCU Marian (ROU)

DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/25.69.10014.700
2.ロンダートひねり前転とび前方伸身宙返り2回ひねり RO 1/2 Hdsp Front Lay 2/15.49.33314.733
Total:14.716

動画は17:24から、またはこちらから。1本目、雄大なドラグレスクを跳ぶが、着地が大きく後ろにずれた。2本目はリ・シャオペンではなく2回ひねり。着地は片足大きめの1歩。


5th VEGA LOPEZ Jorge (GUA)

DEPenScore
1.ヨー2Hdsp Front Lay 5/25.69.2000.114.700
2.ドリッグスKasamatsu Lay 3/25.29.50814.708
Total:14.704

動画は13:22から、またはこちらから。1本目は切れのあるヨー2。右足が大きく1歩横に動きラインを割ってしまう。2本目のドリッグスは片足小さく1歩の見事な跳越でEスコア9.508を出す。


6th 安里圭亮 ASATO Keisuke

DEPenScore
1.リ・セグァンKasamatsu Double6.08.8660.114.766
2.ヨー2Hdsp Front Lay 5/25.68.33313.933
Total:14.349

動画は4:47から、またはこちらから。独特の短い助走で1本目はリ・セグァン。手や膝を突くかという低い着地だったがなんとか立つ。しかし2本目のヨー2で完全に手を突いてしまった。残念。


7th HRIMECHE Zachari (FRA)

DEPenScore
1.ドラグレスクHdsp Double Front 1/25.68.1660.213.566
2.ル・ユーフTsukahara Double Pk5.69.00014.600
Total:14.083

動画は21:18から、またはこちらから。1本目のドラグレスクは着地が乱れ手を突いてしまう。足も左に右にラインオーバー。2本目のル・ユーフは前に両足1歩跳ねる程度でまとめる。


8th DALALOYAN Artur (RUS)

DEPenScore
1.シライ/キム・ヒフンYurchenko Lay 3/15.68.9000.314.200
2.ドラグレスクHdsp Double Front 1/25.68.13313.733
Total:13.966

動画は28:50から、またはこちらから。本家に迫るシライ/キム・ヒフンの使い手。鋭いひねりを見せるが、跳越が歪みライン外に直接着地してしまう。2本目のドラグレスクも前につぶれてしまった。リザーブから急遽の出場で調整ができなかった様子。



予選1位、本命のヤン・ハクソンが直前に負傷欠場。Dスコア6.0の跳越を跳ぶのは安里1人だけという大きなチャンスでしたが、残念な結果となりました。白井が見事ゆかとの2冠。ラジヴィロフは0.001差の2位、端数処理による点差で実質的には同点です。仮にそうであってもEスコアで上回る白井がタイブレイクで優勝していたことになりますが、これが逆だったらと思うとやはりちょっと考えてしまいます。

この記事へのコメント

  • ペガン

    管理人様の記事、いつも楽しみにしています。
    今回、白井選手が金メダルは喜ばしいですが
    前から思っていたのですがそろそろ白井選手も
    回転系の技に取り組んでもよいのではないか
    と考えています。常々、管理人様が記事の中で
    おっしゃっているのですが現在の跳馬はDスコア
    が最低でも5.6を揃える事が一位をる必須条件の様に
    なってきてますし、今回の記事を拝見した限り
    では二位との差が微妙なところだと見受けられました。
    管理人様はもとより体操(跳馬)はひねり系より回転系
    の方が点数か出やすい傾向があるという点からも
    素人の意見で恐縮ですが書き込みさせて頂きました
    2017年10月13日 05:44
  • ペガン

    先程の書き込みの一部、訂正です。管理人様の様な体操競技にお詳しい方は勿論、ご存知なのは重々、承知なのですが体操(跳馬)はひねり系より回転系の方が点数か出やすい傾向があるという点からも素人の意見で恐縮ですが書き込みさせて頂きました
    2017年10月13日 05:56
  • ユーマォ

    ペガンさんの意見に乗っかりますが、白井が「回転系」の技や「前転跳び」入りの技を覚えれば、一本目はシライ/キム・ヒフンでも、Dを下げずに二本目跳べるんですよね。
    結局、今の構成だと、一本目にシライ2、二本目に仮にロペスを跳んだ時と、一本目にシライ/キム・ヒフン、二本目にドリッグスを跳んだ時とでは、Dスコアアベ5.8と5.4ですから、Eで0.4余分に稼がねばなりません。
    これが、仮に二本目にドラグレスクやブラニク、ル・ユーフを跳べるようになれば、仮にシライ2がひねり不足でシライ/キム・ヒフンと判定されても、二本目のDに影響は出ないんですよね。
    と、まぁ、技自体の難しさを無視して好き勝手言ってますが、なんとなく白井くんなら跳べる気がするんですよね、ル・ユーフ。
    2017年10月13日 22:43
  • Ka.Ki.

    >ペガンさん
    いつもご覧いただきありがとうございます。

    確かに種目別跳馬で優勝を目指すためにはDスコア5.6以上を揃えることが必須であり、東京オリンピックに向けては当然6.0が必要になってくるでしょう。今大会の白井選手は異例であったと思いますが、選手がどんな技を取り入れるべきかは本人やコーチの方が十分に考えられていることだと思います。

    ひねり系よりも2回宙返り系(回転系という言葉は個人的に違和感があります)の方が点数が出やすいというのはよく分かりません。Dスコアのことでしょうか、Eスコアのことでしょうか。
    2017年10月13日 23:52
  • Ka.Ki.

    >ユーマォさん
    確かに、ルール改訂以降、ひねり系を2本跳んでいた選手は2本目の難度を下げざるを得なくなっている現状があります。ひねり不足への対応も考えないといけませんし、もう1本に2回宙返り系を用意できれば、それに越したことはないのかもしれません。とはいえ、白井選手がドラグレスクやル・ユーフを跳ぶのはイメージができないですが…。
    2017年10月13日 23:54
  • 初心者

    ドラグレスクとかは内村選手でも踵が空いたりで安定するの難しいイメージだから現状白井選手には必要なさそうな気もしますねえ・・
    女子みたいに2宙に破格の点数が与えられてるわけではないので。

    内村選手からリ・シャオペンを継げば戦えるんじゃないですかね?
    (シライ・キムとリ・シャオペンって同時に飛べたっけ?)
    2017年10月14日 00:22
  • アバタ

    シャルボをもう半ひねりするのをひそかに期待。

    >ユーマォさん 
    あとシライ2は6.0ですよね。一律0.4格下げなので。シーフェルトも5.2だですし。
    2017年10月14日 01:29
  • アバタ

    すいません。平均Dスコアでしたね・・・。見間違いしました。重ねて訂正させていただきます。
    2017年10月14日 01:30
  • Ka.Ki.

    >初心者さん
    シライ/キム・ヒフンとリ・シャオペンは同時に使えます。白井選手のリ・シャオペンとなるとかなりわくわくしてきますね。ずいぶん以前に練習動画を上げていましたが、今は取り組んでいないんですかね。
    2017年10月14日 23:05
  • Ka.Ki.

    >アバタさん
    白井選手のシェルボ、また見てみたいですね。望み薄な気はしますが…。
    2017年10月14日 23:07
  • 早蕨

    リ・シャオペンの練習動画は自分も見たことがあります。
    それなりの精度だったと思うので、リ・シャオペンとまではいかなくともヨー2を実施するという選択肢もありなのではないか、と思ってしまいます。ドリッグスより0.4アップですので。
    2017年10月15日 10:10
  • Ka.Ki.

    なるほど。ヨー2であればロペスと違ってシライ/キム・ヒフンと同時に使えますしね。
    2017年10月15日 22:01
  • ユーマォ

    そうですね。
    ヨー2が跳べれば、回転系の技でなくても、Dを落とさずにいけますね。
    少なくとも、ドラグレスクよりはイメージありますよね。
    そして、ヨー2の先にはヤン・ハクソン・・・夢があります。
    2017年10月16日 09:28