KOUDINOV Mikhail (NZL)
2017 Worlds Montreal (CAN) QF HB
2017年世界選手権・モントリオール大会:予選から、ゲイロード1回ひねりを新技申請したミハイル・コウディノフ(ニュージーランド)の鉄棒の演技です。
動画は演技開始からに見えますが、日本体操協会公式ブログによると、ゲイロード1回ひねりで2回落下し、3回目で成功させたとのことです。ペナルティ(ND)も0.3付いており、落下後30秒以内に演技を再開できていなかったかもしれません。
離手後にしっかり1回ひねってバーを掴んでおり、まさにゲイロード1回ひねりと呼べる捌きを見せています。姿勢は大きく乱れ、車輪に続けることもできませんでしたが、とにかくこれまで練習動画でも見たことがない驚異の新技であり、ここは素直に賞賛したいと思います。
新技に名前が付くのは、試合で大欠点なく実施したときとされています。複数回の挑戦というのは気になりますが、宙返りを伴いバーを越える手放し技で車輪に続けられないのは中欠点ですし、条件は満たしているといえるでしょうか。世界選手権後になるとは思いますが、FIGの発表が待たれます。
1. | 懸垂振り出し倒立 | Stem | A | III |
---|---|---|---|---|
2. | 後ろ振り上がり倒立 | Back Uprise | A | I |
3. | 前方車輪 | Front Giant | A | I |
4. | ゲイロード1回ひねり | Gayload 1/1 | G | II |
5. | 後方車輪 | Back Giant | A | I |
6. | トカチェフ | Tkatchev | C | II |
7. | 後方とび車輪1回ひねり | Hop 1/1 | C | I |
8. | シュタルダー | Stalder | B | III |
9. | エンドー | Endo | B | III |
10. | 後方伸身2回宙返り1回ひねり下り | Double Back Lay 1/1 | D | IV |
D:4.5
E:5.266
Pen:0.3
Score:9.466
Rank:120th
この記事へのコメント
おんちっち
ペガンにモズニクのような捌きかと思っていましたが、
しっかりと捻っているのですね!
特定の技に特化した選手って居るんですね~。
全体的に見ると80年代の構成のように見えますが(苦笑)
http://www.tv-asahi.co.jp/taiso/onair/
今夜から放送始まりますね!
ユーリ
コバチ系は行くところまで行ったというように感じますので、これからはゲイロード系の新技がもっと出てくるのでしょうか。。。
二度の落下にも関わらず、三度目で見事に決めてくれたのはとても嬉しいです。
ゲイロードが得意な選手でも実施が難しい技ですが、今後の試合でもお目にかかりたいものですね。
Ka.Ki.
私も、もしペガンのクロスキャッチみたいな捌きだったら微妙だなぁと思っていました。これはまさにゲイロード1回ひねりで期待どおりですよね。
Ka.Ki.
伸身ゲイロードの練習動画もありましたしね。確かにコバチ系は伸身ブレットシュナイダーでかなり究極のところまできている感があります。ゲイロード系の技、もっと見たいですし、コウディノフ選手にはこの技を今後も実施してほしいですね。
ユーマォ
私もその1人。
伸身と一回ひねりが出てきたのだから、誰だって「その次は・・・」ってなりますよね?
更に言えば、「その次」に名前が付くなら、「ウチムラ」を期待している人も少なくないはず。
Ka.Ki.
ペガン
驚愕の一言です。
この先もこの選手以外にも実施してくれる
選手が現れてくれたら体操ファンとしては
嬉しい限りです。
個人的にはコバチ系も伸身ブレッドシュナイダー
とは方向性の違う究極技、ダブルゴバチ
バーを越えながら後方抱え込み3回宙返り懸垂
にも期待しています。過去に内村選手が練習で
やっていた動画がありましたが。
Ka.Ki.