Submitted Elements at 2017 Worlds
FIGの公式サイトで、2017年世界選手権・モントリオール大会において新技申請された技が公表されました。リンク先のページにはグループの表記がありませんが、適当に補足しておきます。
ゆか FX
申請者:KRANZLMUELLER Severin (AUT)
・前転開脚浮腰支持経過十字倒立
・C難度(グループI)
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いわゆるエンドーロールからの十字倒立。過去に山田辰也が実施したりしています。
あん馬 PH
申請者:KURBANOV Nariman (KAZ)
・両把手を越えて縦向き後ろ移動
・E難度(グループIII)

5-1の縦向き後ろ移動。以前にマイケル・リード(アメリカ)の練習動画を紹介したことがありました。そのときは「縦向き後ろ移動(馬端~馬端)」と書きましたが、ここではFIGの英語表記"Travel backward in cross support over both pommels"に合わせました。
つり輪 SR
申請者:PHAM Phuoc Hung (VIE)
・ゆっくりと伸腕伸身で前に回り十字懸垂経過中水平支持(2秒)
・E難度(グループII)

フロントアザリアンからの中水平は未発表でした。すでにつり輪の「伸腕伸身正面水平懸垂経過上水平支持(2秒)」に名前を付けている選手。ファム2になるでしょうか。
跳馬 VT
申請者:NIN REYES Audrys (DOM)
・ローチェ1回ひねり
・D:6.0(グループI)

あん馬で2つのオリジナル技を持つ選手ですが、得意なのはこの跳馬。すでに2015年にはこの技の練習動画をアップしています。
平行棒 PB
申請者:MUNTEAN Andrei Vasile (ROU)
・前振り上がり開脚抜き懸垂
・C難度(グループII)

4月に支持からのバブサーにバボスの名前が付きましたが、案の定、安易な派生技が申請されてしまいました。
鉄棒 HB
申請者:KOUDINOV Mikhail (NZL)
・ゲイロード1回ひねり
・G難度(グループII)

なんとまったくノーマークでしたがこんな技が申請されていました。元々きれいなゲイロードを決める選手ではありましたがこれは驚きです。日本体操協会公式ブログによるとポディウムトレーニングでは成功させたとのこと。試合での正式な発表が期待されます。
申請者:宮地秀享 MIYACHI Hidetaka (JPN)
・伸身コバチ2回ひねり
・I難度(グループII)

ご存知、日本代表宮地の伸身ブレットシュナイダー。ぜひ成功させて名前を付けてほしいものです。なお、FIG公式サイトでは(名前が付けば)ヒデタカとなっていますが、もちろん勘違いでしょう。
この記事へのコメント
初心者
6.0が2つあれば金メダルも射程圏内だったと思いますし。
しかし、まだ若いみたいだしローチェ1回ひねりはどこかで見てみたいものです。
Ka.Ki.
伸身ローチェ
少し残念です。
Ka.Ki.
体操初心者
もしそうなら、新技申請をしなかった弊害はどういったものが有るのでしょうか?
Ka.Ki.