デニス・アブリャジン - 2017年ロシアカップ:ゆかの演技

ABLIAZIN Denis (RUS)
2017 Russian Cup Yekaterinburg EF FX


2017年ロシアカップ、種目別ゆかからデニス・アブリャジンの演技です。

1本目は後方5/2~前方5/2のD+E。白井健三も使う連続ですが非常に難しい組合せで、アブリャジンもラインを割ってしまっています。そして2本目にこの選手もリューキン。もはやロシア選手の嗜みのようになってきました。その後の連続技もD+Dで、組合せ加点を上限まで稼いでいます。

あろうことか動画が途中で切れていますが、最後はなんと月面を入れてからフィニッシュの3回ひねりを行っており、Dスコアはおそらく6.8。この選手もまだまだ引き出しがあり、伸身新月面やシライ2を入れてDスコアを上げてくる可能性があります。いよいよロシアのゆかがものすごいことになってきました。


1.後方伸身宙返り5/2ひねりBack Lay 5/2DIII
2.~前方伸身宙返り5/2ひねり+ Front Lay 5/2EII(CV:0.2)
3.リューキンTriple BackHIII
4.前方伸身宙返り2回ひねりFront Lay 2/1DII
5.~前方かかえ込み2回宙返り+ Double FrontDII(CV:0.2)
6.後方伸身2回宙返りDouble Back LayDIII
7.前方かかえ込み2回宙返りひねりDouble Front 1/2EII
8.力十字倒立Press to Japanese HdstBI
9.後方かかえ込み2回宙返り1回ひねりDouble Back 1/1DIII
10.後方伸身宙返り3回ひねりBack Lay 3/1DIII

D:6.8
E:7.833
Pen:0.3
Score:14.333
Rank:4th

Dスコア、Eスコア、ペナルティ(ND)の内訳が判っていません。よってDスコアとペナルティは手元の計算による非公式、Eスコアは決定点からの逆算となっています。ご注意ください。

この記事へのコメント

  • 体操大好き人間

    個人的にアブリャジン は好きな選手の一人です。
    ゆか・リング・跳馬で力を発揮していますので、今後も頑張って頂きたいですね。
    今回ゆかでリューキンを実施していますが、前方系の技でも力を発揮しているのを見ると、東京五輪を見据えてやってるなぁ~と思います。
    採点基準の変更で拝見するのが一番面白い年ですので、海外の選手のDスコアの構成に注目しています^^
    2017年09月06日 21:37
  • 初心者

    流石、ワレリーリューキンを輩出した国だけあってロシアの選手たちは凄いですね。
    リューキン自体はG難度の時は滅多にみられなかったので、難易度格上げによって日の目を浴びた技といってよさそうですね。
    他には前方屈伸ダブル1/2とかも出てきてるかな?
     
    アブリャジン選手に関しては、かつては白井選手に床で勝ったことある選手なのでね・・
    この構成を発展させてきたら十分脅威になりますね。(その分期待もしてしまいますけどね、ロシアで床っていうと真っ先にアブリャジンが思い浮かぶので)
    2017年09月07日 02:12
  • Ka.Ki.

    >体操大好き人間さん
    アブリャジン選手はまだまだエンジン全開という感じでは全くないので今後もとても楽しみですね。

    前方系は連続技に欠かせないですし、格上げになった技もありますし、非常に重要ですよね。5技使えるようになったのも大きなポイントだと思います。採点規則が変更された年が一番面白いというのには全く同感です。
    2017年09月07日 22:42
  • Ka.Ki.

    >初心者さん
    リューキンについては昨年ナゴルニー選手が試合で実施したことが大きなきっかけになったと思います。前方ダブルのひねりはかかえ込みも屈身も実施が一気に増えましたね。

    2014年の世界選手権ですね。リオもそうでしたが、白井選手も着地が大事になりますね。
    2017年09月07日 22:46
  • 伸身ローチェ

    いやあ、リューキンの使い手は3人でしたね。ほんとにすごい国です。
    しかしこの三人、全員が世界選手権で床の演技はさせてもらえるんでしょうか…確かランキン選手は参加できなかった気が…
    2017年09月08日 21:25
  • Ka.Ki.

    アブリャジン選手はおそらくこの大会からですからね。まさに、おそロシアですね。

    ランキン選手は代表に選ばれていないようですね。日本に負けず劣らずの厳しい代表争いですね…。
    2017年09月08日 22:00
  • 初心者

    今更ですが、脚をちゃんと閉じてのリューキンの実施(途中若干空いた感じはありますが、ちゃんと姿勢も意識してやってる感はある)って彼くらいじゃないですか?
    他に脚割れがないリューキンの使い手いるんですかね?(いたら参考に見てみたいです)
    2017年09月10日 23:46
  • Ka.Ki.

    鉄棒の3回宙返り下りを初めて脚を閉じて実施したのが、かのワレリー・リューキン選手だそうですが、ゆかではさすがにこれ以上の例はないのではないでしょうか。李小双選手が続くくらいですかね。
    2017年09月11日 23:16
  • 初心者

    コメントありです。
    李小双選手のも見てみましたが、最初の1宙目は途中まで足を閉じてましたね。
    でもやはり後半は彼を持ってしても開いてしまうっぽいので

    アブリャジン選手がすごいってことなんでしょうかね。
    2017年09月12日 21:33
  • Ka.Ki.

    オリンピック翌年のまだまだローギアの年でこれですからね。凄いと思いますよ。
    2017年09月12日 22:33