齊藤優佑 - 2017年全日本種目別選手権:鉄棒の演技

SAITO Yusuke (JPN)
2017 JPN Apparatus Nationals EF HB


2017年全日本種目別選手権、齊藤優佑の鉄棒の演技構成を確認しておきます。

20170710_01.jpg

予選でプロテクターの破損というアクシデントに見舞われながらも、再演技を会心の出来で通して決勝に進出しました。H難度のブレットシュナイダー、そして予選では温存した手放し技の組合せを連発します。しかし、惜しくもゲイロード2で落下。6位という結果に終わりました。

1.ブレットシュナイダーBretschneiderHII
2.カッシーナCassinaGII
3.~コバチ+ KovacsDII(CV:0.2)
4.コールマンKolmanEII
~かかえ込みゲイロード2〈落下〉Gaylord2 Tk
5.アドラーひねりJam 1/2DIII
6.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
7.シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手Stalder Hop 3/2 to MGDIII
8.アドラー1回ひねり片逆手Jam 1/1 to MGDIII
9.ヤマワキYamawakiDII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:7.0
E:7.050
Score:14.050
Rank:6th



この決勝の前にはDスコア7.3を狙っていると報じられていました。その構成は以下のようなものだったと考えられます。

1.ブレットシュナイダーBretschneiderHII
2.カッシーナCassinaGII
3.~コバチ+ KovacsDII(CV:0.2)
4.コールマンKolmanEII
5.~かかえ込みゲイロード2+ Gaylord2 TkDII(CV:0.2)
6.アドラーひねりJam 1/2DIII
7.後方とび車輪1回ひねりHop 1/1CI
8.シュタルダーとび3/2ひねり片大逆手Stalder Hop 3/2 to MGDIII
9.アドラー1回ひねり逆手Jam 1/1 to UGEIII
10.後方伸身2回宙返り2回ひねり下りDouble Back Lay 2/1EIV

D:7.3

バー上の技の順番は異なっていたかもしれませんが、おそらくはアドラー1回ひねりを逆手にして7.3とする予定だったのでしょう。アドラー1回ひねり逆手は2月のワールドカップ・メルボルン大会でも実施しています。

そしてゲイロード2が成功していれば、手放し技が5つになるため、落下後のヤマワキは当初予定していなかった技ということになります。最後まで諦めない闘志を見せてくれました。

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