VECSERNYES David (HUN)
2017 World Challenge Cup Osijek (CRO) EF HB
2017年ワールドチャレンジカップ・オシエク大会からベチェルニェス・ダビド(ハンガリー)の鉄棒の演技です。
豊田国際に出場したこともある長身の選手で鉄棒は得意種目です。2017年のルール改訂で格上げになったピアッティ、さらにはピアッティひねりを行ってきます。ピアッティひねりはモズニク(E)が発表された後の2009年版採点規則から掲載されている技で、誰が最初に実施したかもはっきりしません。かなり珍しい技になると思いますが、E難度を得られるため今後は実施する選手が出てくるかもしれません。
終末技も珍しくヘイデン(バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り)を行ってきました。普通の伸身月面と同じD難度の終末技になります。2015年に豊田国際で見たときとは別人のように構成が変わっています。
1. | ツォウ・リミン | Zou Limin | C | I |
---|---|---|---|---|
2. | アドラー1回ひねり片逆手 | Jam 1/1 to MG | D | III |
3. | アドラーひねり | Jam 1/2 | D | III |
4. | ピアッティ | Piatti | D | II |
5. | ピアッティひねり | Piatti 1/2 | E | II |
6. | コールマン | Kolman | E | II |
7. | リンチ | Lynch | D | II |
8. | ヤマワキ | Yamawaki | D | II |
9. | エンドー | Endo | B | III |
10. | ヘイデン | Double Back Lay 1/1 over Bar | D | IV |
D:5.9
E:7.667
Score:13.567
Rank:6th
この記事へのコメント
ショーン・オロスコ
終末技の変更は、過去の演技の映像を見る限り鉄棒の前に降りる従来の技だと、腰を早く曲げないと回転不足で姿勢欠点を取られやすい実施でないと足から着地するのも厳しい状況のように伺えるので良い判断だと思います。
体操選手としては規格外の高身長にも関わらずヤマワキの伸身姿勢の表現が素晴らしいですし、つま先、膝に対する意識もしっかりしているので、個人的にはかなり好きな選手です。
伸身ローチェ
同じ理屈で「エンドー - ゲイロード」なんて出ないですかね。
ユーマォ
非常に高いですよね。
ピアッティ・ハーフの後、少し力を使っているように見えるのと、コールマンの脚の開きは減点ですね。
Ka.Ki.
FIGの公式サイトでは185cmとなっていますね。確かに伸身新月面で下りていた頃は、最後はほとんど屈身になっていたりしました。ヘイデンはもう1回ひねれば新技ですかね。ぜひやってほしいものです。
Ka.Ki.
トカチェフと同様の理屈ならとび越し系のマルケロフやヤマワキかもしれませんが、いずれにしてもかなり難しそうですね。
Ka.Ki.
体が大きいのでどの技も雄大ですよね。ピアッティひねりの後は惜しかったです。ヘイデンも完全な伸身ではないので引かれているかもしれません。
伸身ローチェ
いやあ、体をまっすぐにするときの勢いを考えたらそのまま前方宙返りかなと思ったので…
そもそもゲイロード自体が少ないのでお目見えも難しいでしょうね
エンドー - マルケロフもバランスがとりづらそうですしね
Ka.Ki.
ライゼロ
実際はもっと大きいです